入力に使用した資料 底本の書名 讃岐と古典(奥付の書名は「讃岐の古典」) 底本の著者名 中西靖忠 底本の発行所 讃文社 底本の発行年 昭和六十二年七月一日 入力者名 益田隆子 校正者名 平松伝造 入力に関する注記 ・文字コードにない文字は『大漢和辞典』(諸橋轍次著 大修館書店刊)の 文字番号を付した。 ・JISコード第1・2水準にない旧字は新字におきかえて(#「□」は旧 字)と表記した。 登録日 2008年12月2日
目 次 はじめに 恵まれた文学遺産・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一 [古代から海路の要衝] (1)(#直前の「1」は丸付き)二並ぶ島が羨しと恋歌 応神天皇 日本書紀 小豆島 (2)(#直前の「2」は丸付き)岸辺に塩を焼く海乙女たち 軍王 万葉集 坂出・網の浦 一六 (3)(#直前の「3」は丸付き)避難した島で死人に遇う 柿本人麻呂 万葉集 坂出・沙弥島 二〇 (4)(#直前の「4」は丸付き)島々に天地造成の神秘さ 柿本人麻呂 万葉集 詫間・粟島 二四 [讃岐に生れて] (5)(#直前の「5」は丸付き)出家の願いをドラマに 空海・弘法大師 三教指帰 善通寺 二八 (6)(#直前の「6」は丸付き)信仰にも一途な讃岐男 (源太夫) 今昔物語 多度郡 三二 (7)(#直前の「7」は丸付き)生きもの憐みの功徳で甦る (綾君) 日本霊異記/今昔物語 高松室町 三六 (8)(#直前の「8」は丸付き)二人の父と母とを得た娘 (衣女) 日本霊異記/今昔物語 木田郡/綾歌郡 四〇 (9)(#直前の「9」は丸付き)竜もいた。困った国守も (満濃池) 今昔物語 満濃町 四四 (10)(#直前の「10」は丸付き)百年早く生れた非常の人 平賀源内 心霊矢口渡 志度-栗林公園 四八 (11)(#直前の「11」は丸付き)源内を支えた濃かな友情 渡辺桃源 志度 五二 (12)(#直前の「12」は丸付き)憤懣鬱屈を風刺文学に 平賀源内 根奈志草 五六 [天神さんになった国守] (13)(#直前の「13」は丸付き)神を脅しすかして雨乞い 菅原道真 菅家文草 坂出・城山-関池 六〇 (14)(#直前の「14」は丸付き)地方生活で養われた人間味 菅原道真 菅家文草 坂出・府中-滝宮 六四 (15)(#直前の「15」は丸付き)今も変らぬ単身赴任の嘆き 菅原道真 菅家文草 坂出・府中 六八 [悲劇の崇徳と西行] (16)(#直前の「16」は丸付き)絶望と怨念の配所九年 (新院・崇徳上皇) 保元物語 直島、坂出・鼓ヶ岡 七二 (17)(#直前の「17」は丸付き)西行の供養に三たび震動 (新院・西行) 保元物語 白峰-直島 七六 (18)(#直前の「18」は丸付き)上皇生前を避けた鎮魂の旅 西行 山家集 稚児嶽-白峰 八〇 (19)(#直前の「19」は丸付き)崇徳や西行を慕って女西行 稚忠女・二条 とはずがたり 坂出・松山 八四 (20)(#直前の「20」は丸付き)和歌に鎮まる上皇の怨念 上田秋成 雨月物語 白峰 八八 (21)(#直前の「21」は丸付き)怨敵討伐と怒りに狂う上皇 滝沢馬琴 椿説弓張月 白峰 九二 [戦さがあった] (22)(#直前の「22」は丸付き)南海道を駆ける東国武者 (義経) 平家物語 国道11号-六万寺 九七 (23)(#直前の「23」は丸付き)装いも花やかな合戦絵巻 (佐藤継信) 平家物語 古高松・牟礼 一〇〇 (24)(#直前の「24」は丸付き)天晴れ名を惜しむ武者奮迅 (那須与一・景清) 平家物語 牟礼 一〇四 (25)(#直前の「25」は丸付き)恋物語の主を悼んで安田踊 (お才・佐々木信胤) 太平記 小豆島・内海 一〇八 (26)(#直前の「26」は丸付き)イノシシ武者清氏が自滅 (細川清氏・頼之) 太平記 坂出・林田 一一二 [女流の二人] (27)(#直前の「27」は丸付き)清紫に並ぶと江戸でも高名 井上通女 東海紀行 丸亀 一一六 (28)(#直前の「28」は丸付き)封建の世の母性愛の記録 京極伊知子 涙草 丸亀 一二〇 [漂泊の詩人] (29)(#直前の「29」は丸付き)大師ゆかりの跡を巡拝 西行 山家集 善通寺 一二四 (30)(#直前の「30」は丸付き)付 西行に心酔、不屈の注釈 固浄 山家集抄 高松 一二八 (31)(#直前の「31」は丸付き)ついの栖家に自在な日々 山崎宗鑑 観音寺・一夜庵 一三三 (32)(#直前の「32」は丸付き)画業も俳諧もここにて開眼 与謝蕪村 図[階前闘奇」 丸亀・妙法寺、琴平 一三六 (33)(#直前の「33」は丸付き)付 “蕪村の讃岐”に光当てる 乾 木水 琴平 一四〇 (34)(#直前の「34」は丸付き)讃岐富士を見て望郷の涙 小林一茶 寛政紀行 観音寺・専念寺 一四四 [ドラマの舞台] (35)(#直前の「35」は丸付き)吾子を思い竜と闘う母 (藤原房前) 謡曲「海人」 志度寺 一四八 (36)(#直前の「36」は丸付き)やんやと喝采丸亀の敵討 並木正三/(田宮坊太郎) 幼稚子敵討 丸亀 一五二 (37)(#直前の「37」は丸付き)いろいろ脚色を加えて劇化 筒井半二/(田宮坊太郎) 花上野誉の石碑 志度寺 一五六 (38)(#直前の「38」は丸付き)讃岐ことばの漫才調で 十返舎一九 金比羅参詣続膝栗毛 丸亀街道 一六〇 (39)(#直前の「39」は丸付き)血飛沫!美女が衝撃の復讐 滝沢馬琴 椿説弓張月 観音寺 一六四 おわりに 若い人ももっと読もう 一六八 歌集 春日川・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 一七三 あいさつ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 二三六 表紙 「屋島の初日」 明石 朴景 題字 上田 勝見(讃岐文学同人)