入力に使用した資料 底本の書名 香川県史 別編Ⅱ 年表 底本の編者 香川県 底本の発行者 香川県 底本の発行日 平成三年三月二十日 入力者名 渡辺浩三 校正者名 渡辺美智子 入力に関する注記 ・文字コードにない文字は『大漢和辞典』(諸橋轍次著 大修館書店刊)の 文字番号を付した。 ・JISコード第1・2水準にない旧字は新字におきかえて(#「□」は旧字) と表記した。 登録日 2003年10月2日
現 代 -436- 1945 (昭和20年) 政治・経済 8・17 四国総監府が,軍の作業に出動中の学徒の即時引き揚げを通牒(中学校諸事) 8・19 終戦の詔書渙発放送(8月15日)から県が琴平公会堂で市町村長・県会議 員の合同会議を開催(松尾村文書) 8・26 高松聯隊区司令官が市町村保管の防衛召集関係書類全部を責任者監視の下に 焼却を通牒(松尾村文書) 9・1 高松憲兵分遣隊長から出征軍人戦死者の遺家族その他軍関係者に軍関係書類 の焼却を通牒(松尾村文書) 9・8 県内政部長が国民義勇隊の解散指示(富田村文書) 9・29 連合国軍第24師団第6軍司令部先遣隊オスターマン少佐外15名が高松市に 進駐(香川の歩み) 10・18 県が市町村に対し自家用木炭の適正配給割当てと横流し防止につき指示(香 川県報) 10・26 高松市が第1回戦災復興委員会を開催(香川県政史年表) 10・26 知事木村正義が依願免官となり,代って本県第35代知事に田中省吾が就任 (歴代香川県知事調) 11・1 ストパース中佐以下約1200名の連合国軍が善通寺町に進駐(香川県政史年 表) 11・9 連合国軍が林飛行場に残存の飛行機61機・爆弾・兵器・ガソリンなどを爆 破処理(多肥郷土史) 11・15 県が戦争終結後も軍人遺族・傷痍軍人に対する援護はますます緊切と市町村 に指示(香川県報) 11・21 琴平町で第1回四国地方行政連絡会議を開催.主要食糧の需給調整・戦災復 興用木材の供出促進等を決める(公文雑纂) -437- 11・27 県が大詔奉戴日及び大詔奉読式の取止めを市町村に指示(香川県報) 11・- 四国四県の瓦斯会社を合併して,四国瓦斯株式会社と改称する(資本金1000 万円・本社愛媛県今治市)(香川日日新聞) 12・1 復員業務を担当する香川地方世話部が旧高松聯隊区指令部跡に設置(海軍関 係は千代田ビルに設置の高松地方復員人事部が担当)(香川県政史年表) 12・4 県が市町村に昭和21年度の予算編成は緊縮を旨とし,国民生活の安定と時 局処理上真に必要なものに限り計上するよう指示(香川県報) 12・6 県が米の代替として甘藷茎葉・桑残葉・団栗・海藻及び雑粉等(未利用食糧 源)の供出を認める(香川県報) 12・17 県会が県下の食糧事情緊迫につき外米輸入許可陳情書をマッカーサー連合国 軍最高司令官に送付(香川県通常県会議決書) 12・18 県が昭和20年産米供出者に対して肥料を特配すると通牒(香川県報) 12・24 県庁機構警察部め労政課・勤労課・保健課を内政部に移管し,警備課を置く (内務省史) 12・26 昭和19年度県歳入出決算を告示.歳入経常部1311万0375円95銭,臨時部 1927万0094円44銭,合計3238万0470円39銭.歳出経常部1015万5390 円28銭,臨時郡1696万1665円91銭,合計2711万7056円19銭.差引残 金526万3414円20銭(香川県報) 12・27 県が市町村にあて,地主が自作を目的とする小作地返還要求も,単に地主が 希望するだけでなく,地主の自作により生産力が増加するか否かなど各種事 情を総合的に判断せよと指示(香川県報) -436- 社会・文化 8・24 アメリカ軍の飛行機が飛来,善通寺俘虜収容所に食糧品及び衣料品を落下傘 で投下(松尾村文書) 9・7 松山中央放送局高松臨時放送局が昇格して高松放送局となる(JOHP,周波 数1280サイクル,出力50ワット)(香川日日新聞) 9・23 上田書店が戦後初めて高松市南新町の戦災地域で雑誌を販売し,即時売切れ (香川日日新聞) 10・1 河西新太郎主宰の日本詩人社(高松市)が発足,季刊「日本詩人」を刊行(香 川県芸術文化年鑑) 10・10 岡田唯吉死去(74)鎌田共済会郷土博物館創設以来,主事として郷土資料を 収集(続・讃岐人名辞書) 10・16 県が市町村に対し,向寒期の戦災者援護について指示(香川県報) 10・18 興亜中学校を屋島中学校と改称(香川県政史年表) 10・19 電球の品不足から四国配電会社が需要家の昼間の点灯を止めるよう注意(高 松市屋島出張所資料) 10・27 家庭用醤油の配給量を1人当り1か月4合(濃厚醤油は2合5勺)とする(香 川県報) 10・28 県農業会農機修理工場労働組合が結成(香川県労働組合便覧) 10・30 県が戦災者越冬対策の一助とするため不用の防空頭巾(布団用)の提出を呼 びかける(香川県報) 11・17 宇多津塩田労働組合(組合員663名)が結成(香川県労働組合便覧) 11・29 市町村に対し県が社会教育の振興を通牒(香川県報) 12・1 社屋焼失(空襲)で休刊中の香川日日新聞が復刊(香川県政史年表) 12・1 国立善通寺病院が,元善通寺陸 -437- 軍病院で診療を開始(香川日日新聞) 12・10 伊吹水産労働組合(組合員551人)が結成(香川県労働組合便覧) 12・15 県が発疹チフスの予防を指示(香川県報) 12・17 丸亀新生教育者組合が結成(香教組四十年史) 12・20 大日本興行協会県支部が,戦後初めて三越高松支店で映画を上映(香川日日 新聞) 12・20 詫間塩田労働組合(組合員670人)が結成(香川県労働組合便覧) 12・24 坂出港湾労働組合(組合員528人)が結成(香川県労働組合便覧) 12・30 高松琴平電鉄労働組合(組合員558人)が結成(香川県労働組合便覧) 12・31 高松市常磐街に劇場常磐座が完成(香川日日新聞) 12・- 壷井栄「松のたより」(飛鳥書店)刊(香川県文学史年表) この年 県人口86万3700人 世帯数17万4559戸(香川県人口移動調査報告) -438- 1946 (昭和21年) 政治・経済 1・2 連合国軍四国軍政部が高松市内町の日本徴兵ビルに設置.7月に香川軍政部 を分置(千代田ビル内)(香川県議会史) 1・12 第2回四国地方行政連絡会議を香川県庁で開催.議題は塩増産・木炭移入・ 飛行場塩田化・労務情報交換・石炭増産・復員業務など.同席で高松駐留連 合国軍第109軍政部長フレッツ中佐が挨拶(公文雑纂) 1・25 知事田中省吾が依願免官となり,代って東北興業株式会社副総裁の竹内徳治 が第36代知事に任官(歴代香川県知事調) 1・26 農地調整法の改正により4月1日から小作料を金納化する旨県が市町村に通 牒(米1石=75円・大麦1石=24円・小麦1石=36円37銭)(香川県報) 1・29 県が20年産米供出を確保するため供出者に報奨用として農機具及び酒類を 特配する旨市町村に通牒(香川県報) 1・- 燃料不足のため多度津町が町有林の一部を伐採して戦災家庭へ無償交付(多 度津町誌) 2・5 貴族院議員(勅選)に三土忠造が就任(在任期間昭和21・2・5~昭和22 ・5・2)(香川県大百科事典) 2・5 昭和21年度県歳入出予算を定める.歳入経常部1288万3762円,臨時部858 万7658円,合計2147万1420円.歳出経常部1038万7023円,臨時部1108 万4397円,合計2147万1420円(香川県報) 2・10 日本自由党県支部を結成(香川日日新聞) 2・15 松山市の終戦連絡地方事務局を高松市に移転(10月14日四国事務局と改称) (香川の歩み) 2・19 第3回四国地方行政連絡会議を開催.議題は主要食糧の需要調整・教職 -439- 員待遇改善・紡績工場の女子労務者の充足・専売品等取締りなど(公文雑纂) 3・2 県庁機構を次のように改正.知事官房に官房主事・秘書係・文書係を,内務 部に庶務課・人事課・調査課・会計課・地方課・教育課・厚生課・衛生課・ 勤労課・保険課・土木課・復興課・渉外課を,経済部に農務課・開拓課・水 産課・食糧課・耕地課・商工課・臨時管理課・林務課を,警察部に部長書記 室・監察官・警務課・公安課・保安課・経済防犯課・刑事課・警察練習所を 置く(内務省史) 3・5 日本進歩党県支部結成(四国新聞) 3・9 県が昭和20年産米供出確保用の奨励特配物資を煙草・石けん・燐寸・地下 足袋・綾木綿又は厚生木綿・鎌と定める(香川県報) 3・22 貴族院議員(勅選)に南原繋が就任(在任期間昭和21・3・22~昭和22・ 5・2)(香川県大百科事典) 3・29 国東照太が第12代高松市長に就任(高松市史年表) 4・10 第22回衆議院議員総選挙を執行.当選者,松浦薫・豊澤豊雄・三木武吉・ 矢野庄太郎・田方広文・平野市太郎(香川県報) 4・13 衆議院議員選挙運動届け出の政党及び協会・団体(カッコ内は届け出主管者) 日本自由党県支部(三木武吉)日本共産党県地方委員会(宮井進一)日本社 会党丸亀支部(矢島市郎)日本農民組合西讃聯合会(三徳武雄)日本社会党 県支部聯合会(三徳武雄)日本新民党(岡野正一)香川民主主義研究会(川 畑守三)日本進歩党県支部(島田末信)政治新生会(金澤〔ケン〕治郎《# 「ケン」は文字番号02366》)県教員組合聯盟(奥平正二)仏教党県支部(大 石黙宗)木出後援会(丸山等)吉田謙太郎後援会(木村暹)(香川県報) 4・25 県が自作農創設促進報奨規程を定 -440- める(香川県報) 4・26 第5回四国地方行政連絡会議を高知県庁で開催.議題は商工省指定工場・宇 野発東京行直通列車運転開始の要望・金融措置委員会に協力方など(公文雑 纂) 5・16 県が市町村に対し21年度市町村財政の運営は強度の重点主義にのっとり徹 底的整理緊縮を図り,地方財政の再建措置を講じるよう通牒(香川県報) 5・21 県庁舎建築第1期工事(木造平屋建)を日赤病院跡に着手(香川県政史年表) 5・24 三木武吉が公職追放令に該当し,衆議院議長に親任されず,26日小豆島に 引き揚げる(7月2日議員を辞職)(四国新聞) 5・30 第6回四国地方行政連絡会議を愛媛県庁で開催.議題は隠匿物資の供出見込 み・煙草耕作者反別・内務省直轄土木事業・四国地方の最近の食糧事情など (公文雑纂) 6・8 知事竹内徳治が依願免官し,代って警視庁警務部長増原恵吉が第37代知事 に任官(歴代香川県知事調) 6・15食糧事情の急迫に伴い農家に対する麦(代替品も含む)の配給を停止(香川 県報) 6・21 三木武吉追放により県選出衆議院議員に次点の福田繁芳が繰り上げ当選(四 国新聞) 6・- 倉敷紡績株式会社丸亀工場で米綿打込み式(倉敷紡績百年史) 7・13 第7回四国地方行政連絡会議を琴平町で開催.議題は国立農事試験場四国分 場設置に対する各県の協力・石油配給状況・生活困窮者緊急援護資金・失業 救済事業など(公文雑纂) 7・13 県が市町村に食糧危機突破主要食糧供出対策要領を指示(香川県報) 7・26 林飛行場の一部を農耕地に開放する許可が四国軍政部から通達(11月5日 -441- 開墾式)(林村史) 8・1 四国地方引揚者協議会を琴平町で開催(公文雑纂) 8・23 四国四県知事会議を開催.議題は吉野川河水統制・四国綜合大学設置・炭鉱 坑木緊急増産運動・米麦報奨肥料配給取扱い・早掘り甘藷の価格・戦災復興 建築など(公文雑纂) 9・19 第8回四国地方行政連絡会議を開催.議題は端境期の主要食糧取締り・四国 地方物価事務局設置・露店粛正に伴う経済再建・災害対策・食糧事情見通し ・四国循環鉄道・高松港拡張など(公文雑纂) 10・2 婦人警察官が1か月間の予備訓練を修了し実務につく(香川県政史年表) 10・16 四国四県知事会議を開催.議題は四国九州省営連絡・占領軍用木材代金・国 鉄土讃線事故防止・四国循環鉄道の促進など(公文雑纂) 10・22 臨時県会を招集.改正地方制度実施に伴う既存の諸条例改正案件など(県会 議員定数など)(香川県報) 11・18 県庁機構を次のように改正.知事官房に官房主事・秘書係・文書係,内務部 に庶務課・人事課・調査課・会計課・地方課・渉外課を,教育民生部に学務 課・社会教育課・厚生課・勤労課・衛生課・保険課を,経済部に農務課・水 産課・食糧課・商工課・臨時管理課・林務課を,土木部に監理課・道路課・ 河港課・砂防課・都市計画課・復興建築課を,農地部に農務課・耕地課・開 拓課を,警察部に部長書記室・警務課・公安課・保安課・経済防犯課・刑事 課・警察練習所を置く(内務省史) 11・27 第9回四国行政連絡会議を開催.議題は四国地方国土復興促進委員会設置・ 公衆衛生高揚運動・冬季渇水期の電力使用制限・密貿易取締りなど(公文雑 纂) -442- 11・30 県が市町村に対し政教分離の見地から今後は公葬その他宗教行事を行わない よう指示(神社の後援・寄附も禁止)(香川県報) 11・- 満州樺林の入植地から引揚げてきた栗熊村開拓団(697名が避難中死亡,帰 国は334名)が鳥取県大山の北面岩伏高原に入植,香取開拓団と称す(綾歌 町史) 12・3 香川県物価監視委員会を設置(香川県報) 12・7 地方制度改正後初の県議会定例会を招集.第30代議長に今澤義三郎が就任 (香川県報) 12・16 四国四県知事会議を開催.議題は21年度産米の供出状況・4県の食糧需給 推算・炭鉱労務者への甘藷特配・進駐軍用薪の供出など(公文雑纂) 12・20 県下一斉に市町村農地委員の選挙を執行(香川県農地改革三年史) -438- 社会・文化 1・8 県が国民体位の向上を図るため体育指導員(従来の錬成員を改称)を募集(香 川県報) 1・17 字野駅と高松桟橋駅に海外復員軍人高松連絡所を開設(香川日日新聞) 2・11 「香川日日新聞」が「四国新聞」と改題(四国新聞) 2・19 県が外地復員等による外来伝染病(特に発疹チフス)の内地侵入に対し予防 思想を普及するよう市町村に指示(香川県報) 2・- 丸亀市に県下に先駆けて文化協会が誕生(最初の活動は社交ダンス)(四国 新聞) 3・12 県と恩賜財団戦災援護香川県支部が生活困窮者(失業者・戦災者・引揚者等) に栄養補給食品(代替食品・乳製品・生鮮魚介類・野菜等)の補給を実施(香 川県報) 3・19 香川県教員組合連盟結成.理事長に奥平正二(香教組四十年史) 3・24 香川地方労働組合連合会が,県讃岐地方事務所で結成大会を開催(加盟組合 員2万5048人)(四国新聞) 3・- 香川県地方労働委員会を設置.労・使・公益の代表各5名,計15名の委員 を知事が任命(香川県地方労働委員会五年誌) 4・1 県が軍人遺族・戦災者・引揚者等を対象とした「生活困窮者緊急生活援護対 策要綱」を施行(四国新聞) 4・1 四国新聞社が月刊総合雑誌「四国春秋」を創刊(四国新聞百年史) 4・1 県立学校の名称変更.高松工業高校→工芸学校,志度拓殖学校→志度商業学 校,坂出造船工業学校→坂出商業学校,丸亀電気通信工業学校→丸亀商工学 校(香川県報) -439- 4・29 日本農民組合香川県連合会の結成式が坂出市公会堂で開かれ,会長に溝淵松 太郎が就任(四国新聞) 5・1 大林千太郎・林雪次・好井一美らが日本農民組合香川県支部連合会を結成 (香川の農民運動) 5・14 県が市町村,各警察署に対し,戦災孤児・浮浪児童の応急保護を指示(保護 施設は斯道学園及び讃岐学園)(香川県報) 5・20 寺田貞次死去(62)高松高等商業学校教授時代に県下の臨地研究で考古学界 の発展に尽した(続・讃岐人名辞書) 6・17 高松市内国民学校給食児童に初めてパン給食を開始(四国新聞) 6・26 高松放送局がローカルニュースの放送を開始(午後0時10分から5分間)(四 国新聞) 7・1 県教職員適格審査委員会の第1回委員会を県庁で開催.以後,昭和22年10 月までに37回開催(最終的な不適格者は26名)(高松空襲戦災史) 7・4 高松市でこの日から7日まで第1回戦災高松市復興祭を開催(四国新聞) 7・5 高松市栗林国民学校で引揚者餓死突破大会を開催(四国新聞) 7・15 県が青年学校設備の充実を市町村に通牒(綾上町文書) 7・17 県が各学校の御真影奉安殿の撤去を指示(松尾村文書) 7・19 高松市内の映画館が夜間営業を開始(午後8時30分まで)(四国新聞) 7・30 全県下海外引揚者大会を開催(四国新聞) 8・1 物価統制令により料理飲料等の飲食料金は1人1回につき30円を超えては ならなくなる。入浴料金は大人1人50銭以内・小人30銭以内・映画入場 -440- 料は大人3円50銭,小人1円75銭以内とする(香川県報) 8・10 県が風俗営業規則を定める(香川県報) 8・14 県庁職員組合大会を県庁で開催.初代委員長に一村実を選任(香川県土木史) 8・24 県連合青年会結成(四国新聞) 9・7 大日本体育会県支部が市町村長・学校長に対し.陸上競技選手権大会(国体 県予選)に青壮年・生徒の選手参加の配慮を要望(綾上町文書) 9・17 物価統制令により県下の鶏卵販売価格を1個につき生産者価格1円70銭以 内とする(香川県報) 9・28 戦後初の県民マラソン大会開催.県庁・円座街道・陶小学校前往復.18マ イルコース(綾上町文書) 10・5 県が生活困窮者・海外引揚者・戦災者等に生活資金を貸付ける(1世帯3000 円以内で期限は5年以内)(香川県報) 10・8 県立児童保護所を高松市西浜新町に開所(香川県報) 10・10 民生委員会施行細則を定める(香川県報) 10・27 引揚者等に対する越冬対策としての居住施設確保を県から市町村に指示.未 使用又は使用上余裕のある建物を開放させる(円座村文書) 10・28 香川県労働組合会議を結成(加盟組合員2万5084人)(香川県労働組合便覧) 11・3 四国新聞社が日刊「四国経済新聞」を創刊(23年12月31日廃刊)(四国新 聞百年史) 11・3 県商工奨励館で戦後第1回の県美術展を開催(四国新聞) 11・10 香川県中学校教員組合結成(香教組四十年史) -441- 11・21 主食の家庭配給量を増配(1~2歳1,2合・3~5歳1,5合・6~10歳 2,0合・11~15歳2,6合・16~25歳2,7合・26~60歳2,5合・61歳以上 2,3合)(香川県報) 12・21 南海道地震発生.県下の死者52名・重傷16名・軽傷257名・罹災世帯6699 戸・罹災者数2万9688人・道路損壊237か所・橋梁損壊78か所・河川損壊 62か所・塩田被害額1億2399円(#「2399円」は底本のママ)(公文雑纂) 12・27 県教育委員会が新学制について22年4月から初級中学校(1学年義務制. 2・3学年準義務制)23年4月から上級中学校の設置を決定する旨を県に 具申(富田村文書) この年 県が敗戦後の窮迫からこれを克服した「私の新生活体験」を一般から募集し て常会に回覧(常会の栞) この年 県人口87万2312人・世帯数18万2429戸(香川県人口移動調査報告) -442- 1947 (昭和22年) 政治・経済 1・10~17日現在,昭和21年産米穀買入事務を監査の結果,大川・讃岐両事務所 は1月末までに完遂予定,坂出市・綾歌事務所は88パーセント,丸亀市は 75パーセント,仲多度郡は75,8パーセント.三豊郡は74,9パーセントと公 表(香川県報) 1・20 三菱銀行高松支店・帝国銀行(後の三井銀行)高松支店が開業(四国新聞) 2・25 香川県農地委員会委員の選挙を執行(香川県報) 3・4 県が自作農創設特別措置法施行細則を定める(香川県報) 3・8 知事増原恵吉が依願免官し,香川県内務部長の長瀬英一が第38代知事に任 官(歴代香川県知事調) 3・8 昭和22年度県歳入出予算を定め -443- る.歳入経常部6671万6326円.臨時部8205万5392円・合計1億4877万 1718円,歳出経常部8276万6158円・臨時部6600万5560円・合計1億 4877万1718円(香川県報) 3・8 昭和20年度県歳入出決算を告示.歳入経常部1732万8896円45銭・臨時部 4041万9583円13銭・合計5774万8479円58銭,歳出経常部1548万3512 円70銭・臨時部3412万7853円74銭・合計4961万1366円44銭・差引残 金813万7113円14銭(香川県報) 4・1 町内会・部落会・隣組を廃止(香川の歩み) 4・5 公選制による初の知事選挙で増原恵吉が当選(有権者49万2190人・投票率 74,69パーセント)(香川県政史年表) 4・5 公選制による初の市長選挙を執行.当選者(高松市)国東照太(丸亀市)三 原勝英(坂出市)鎌田正光(香川県議会史) 4・8 労働組合及び労働関係事務を分掌させるため県が労政事務所(同出張所)を 設置(香川県報) 4・16 公選による初代の知事に増原恵吉が就任(通算第39代知事)(歴代香川県知 事調) 4・20 第1回参議院議員地方区選出当選者.任期6年議員に三好始・任期3年議員 に加藤常太郎(香川県報) 4・25 第23回衆議院議員選挙を執行.当選者,1区織田正信・成田知巳・溝淵松 太郎,2区豊澤豊雄・福田繁芳・矢野庄太郎(香川県報) 4・30 新しい地方自治制度のもと最初の県会議員選挙を執行.定員43人に対し立 候補者101人(うち女性3人)投票率88,2パーセント,党派別当選者(カ ッコ内は立侯補者数)無所属22(41)社会党10(28)自由党6(11)民主 党3(11)救国青年聯盟 -444- 1(4)国民協同党1(1)共産党0(5)合計43(101)新議員29人・旧 議員14人(香川県議会史) 5・3 高松高等裁判所・高松高等検察庁・高松地方検察庁・高松法務局を設置し, 県下8か所に簡易裁判所を新設(香川の歩み) 5・3 県機構に衛生部を新設(内務省史) 5・17 地方自治法施行後.初の県議会開会.第31代議長に山口武男,副議長に古 川藤吉を選出(~19日)(香川県議会史) 5・20 県議会常任委員会を設置.第1部(総務・警察)10名,第2部(教育・民 生)9名,第3部(経済・農地)10名,第4部(土木)10名(香川県議会 史) 5・21 県議会が県政の明朗化を決議(香川県議会史) 5・- 四国商工局が丸亀市に開庁(後の四国通産局・昭和31年12月に高松へ移転) (四国新聞) 6・23 中央農地委員会で香川県の慣行小作権(甘土料)を農地の買収価格の中に含 ませることが決定(農地改革顛末概要) 7・1 元東京控訴院部長・弁護士金子正則が県副知事に,元知事長瀬英一が出納長 に就任(香川県政史年表) 7・20 県が食糧緊急対策を策定(香川の歩み) 7・30 県議会が貿易再開に備え,坂出港の開港促進を決議(香川県議会史) 8・7 県が財政難克服のため宝くじの発行を計画(香川県政史年表) 11・2 高松市都市計画区域内の農地の開放を求めて高松市農地擁護同盟会が結成 (四国新聞) 11・30 小西和死去(74)衆議院議員当選7回,著書に「瀬戸内海論」(続・讃岐人 名辞書) 12・5 県庁舎建築工事が旧高松赤十字病院跡に落成(木造2階建2棟)(香川県政 -445- 史年表) 12・16 県議会が県内に四国綜合大学設立を建議(香川県議会史) -442- 社会・文化 1・11 香川県社会教育委員規程を定める(香川県報) 1・27 2月1日に予定される全官公労組のゼネストに関し,四国軍政部からストに より軍政部及び進駐部隊の日常業務に支障を生じる場合は占領目的違反とし て関係者を処罰する.各県知事の責任においてこれの周知徹底を通報(香川 県報) 1・28 県内務部長が市町村にあて,公文書に現代かなづかい及び当用漢字を率先し て使用するよう通牒(香川県報) 2・15 関西汽船が阪神・高松間の航路を再開(四国新聞) 2・26 高松城の月見櫓・水手御門・渡櫓・艮櫓(高松市)と覚城院鐘楼(仁 -443- 尾町)を重要文化財に指定(国・県指定文化財一覧) 2・- 県が新学制暫定実施要領を定め,新制中学校の設備の標準を校地(運動場を 含む)最小限2400坪・標準6000坪とする(枌所村文書) 3・19 香川郡町村会と同町村役場職員組合が全国で初めて労働協約を締結(四国新 聞) 3・31 教育基本法,学校教育法が公布.翌4月1日,新学制による小学校・中学校 が誕生(六三制実施・新制中学校発足,国民学校を小学校と改称)(日本近 代教育史事典) 3・31 香川県立農業専門学校の設立認可(9月10日第1回入学式を挙行)(香川大 学三十年史) 4・1 香川県公会堂を高松市西内町に開館.香川県立図書館を同地に移転開館(香 川県報) 4・1 四国鉄道局に公安課を新設.専任の鉄道公安官を配置(四国新聞) 4・10 多度津町桃陵公園を県立公園に編入(香川県報) 4・- 詫間町紫雲出山で登山道路建設中に弥生式土器を発見(詫間町誌) 4・- 猪子斗示夫が同人誌「作家群」を発刊(作家群) 5・1 高松管区気象台にお天気相談所を新設(香川県土木史) 5・3 県下に新設された186校の公立中学校が新憲法施行と同時に一斉開校(香川 の教育二十年のあゆみ) 5・18 香川県教員組合(香教組)結成大会を高松第一中学校で開催.初代委員長に 北浜清一を選出(香教組四十年史) 7・6 宇高航路に戦後初の大型鉄道連絡船紫雲丸(1480総トン)が就航(四国新 聞) -444- 8・20 県教育会(明治22年創立)が解散(香川県議会史) 8・25 案山子川柳社(坂出市)が発足.月刊「川柳案山子」を創刊(香川県芸術文 化年鑑) 9・1 労働基準監督署が県下5か所(高松・丸亀・坂出・観音寺・三本松)に設置 (香川県労働組合便覧) 9・11 四国産業復興展を栗林公園内県商工奨励館及び三越高松支店で開催(香川県 政史年表) 10・20 県社会事業協会が高松市で児童文化まつりを開催.児童運動会・映画会・音 楽会のほか母子保健相談所も開設(枌所村文書) 10・23 香川郡弦打村の旧愛国飛行場跡を地方競馬場として使用が決定(香川県政史 年表) 11・29 労働省婦人少年局香川職員室が香川労働基準局内に開室(香川県政史年表) 11・30 勤労動員署に代って高松職業安定所が開所(香川県政史年表) 12・6 小林萬吾死去(77)洋画家・東京美術学校教授(詫間町誌) 12・25 クリスマスで県下の生活保護者に正月もちを配給(四国新聞) 12・- 四国保育連合会の結成大会が琴平町で開催.幼稚園・保育所の関係者300人 が参加(四国新聞) この年 県人口91万7673人,世帯数19万2216戸(香川県人口移動調査報告) -445- 1948 (昭和23年) 政治・経済 1・7 公職適否審査委員会の22年12月16日~31日間の審査結果を告示.審査人 員949名,非該当人員68名,該当人員881名、(主に大政翼賛会関係者が公 職追放となる)(香川県報) 1・20 県経営者協会創立(四国新聞) 1・22 香川県部制条例を改正.教育民生部を分けて教育部と民生部にする(8部制 となる)(香川県報) 2・23 第24回衆議院議員総選挙を執行.当選者氏名,1区玉置実・大西禎夫・成 田知已,2区福田繁芳・島田末信・田万広文(香川の歩み) 3・7 警察制度の改革により国家地方警察と自治体警察に分かれ,国家警察は県下 に大川・木田・小豆・香川・綾歌・仲多度・三豊の7地区警察署と水上警察 署に,自治体警察は26の主要市町村に設置(香川県警察史) 4・1 三土忠造死去(78)衆議院議員当選11回,昭和2年県人で初の大臣(文部) となる,以後,大蔵,逓信・鉄道・内務・運輸大臣を歴任,前枢密院顧問官 (続・讃岐人名辞書) 4・15 昭和21年度県歳入出決算を告示.歳入経常部5375万9504円79銭,臨時部 1億5677万0965円31銭,合計2億1053万0470円10銭,歳出経常部7481 万6868円70銭,臨時部1億1361万7910円63銭,合計1億8843万4779 円33銭,差引残金2209万5690円77銭(香川県報) 4・17 琴平で四県知事・地方自治体代表による第1回四国地方行政連絡会議を開 催.四国地方国土総合開発委員会の設置を決める(四国連絡調整事務局文書) -446- 5・1 県が「香川県財政事情」第1号を公表(年2回公表).県の歳入は県税のほ か国庫支出金・県債に多く依存し,歳出は教育費・産業経済費・警察費が多 くを占め,次いで土木費・社会及び労働施設費・県有建物復旧費などの順と 分析(香川県報) 5・10 県公職適否審査委員会が任務を終えて解散.発足以来委員会開催41回・審 査件数1万1432件(四国連絡調整事務局文書) 5・25 本県関係の4月末現在未復員者数は,ソ連地区4431名,ソ連外の地区707 名と県が発表(香川県世話課便り) 6・3 四国地方国土総合開発委員会が初めて県庁で小委員会を開き.総合開発5か 年計画の策定などを協議(香川県政史年表) 6・3 県議会で第32代議長に大久保雅彦副議長に藤沢新一を選出(香川県議会史) 9・15 四国四県知事会議で財政難から,未承認起債の全額承認と地方配付税の増額 要望を決める(四国連絡調整事務局文書) 9・29 政治資金規正法に基づき収支報告のあった政党・協会その他の団体は次の通 り.革新明正会・香川県商工政治協議会・香川県大同政治連盟・.救国青年 聯盟・国民協同党香川県支部・市政刷新連合協議会・日本共産党香川県委員 会・日本社会党香川県支部連合会・民主自由党香川県支部・民主党香川県支 部・日本共産党東讃地区委員会・同西讃地区委員会・日本社会党高松支部・ 同坂出支部・同国鉄支部・民主党香川県支部青年部坂出支部・救国青年聯盟 屋島支部(香川県報) 11・20 財団法人日本経済研究所が,香川県の依頼を受けて作成した産業5か年計画 を「香川県産業振興計画の基本構想」として報告(香川県産業振興計画の基 本構想) -447- 11・- 四国地方総合開発委員会が設置(四国新聞) この年 昭和23年度の香川県の貯蓄実績は51億円,目標29億円に対し達成率は178 パーセント(全国平均116パーセント)(月刊香川) -445- 社会・文化 1・1 坂出港が開港場に指定(四国新聞) 1・16 津田町のサンマ漁船第十一住栄丸(19トン)が,紀州沖で操業中に沈没し, 船長以下乗組員12名全員が行方不明(津田町史) 1・16 香川県婦人連合会が結成(四国新聞) 1・28 県営桟橋に水上警察署が設置され,ヤミ物資輸送の取締りを強化(四国新聞) 2・10 県が道路交通取締規則を定める.市街地等における普通乗用車を時速40キ ロ(夜間は35キロ)に制限(香川県報) 2・26 鉄道連絡船眉山丸(1456総トン)が宇高航路に就航(四鉄史) 3・6 菊池寛死去(61)忠直卿行状記・真珠婦人等多くの創作活動で文壇の大御所 と称され,また「文芸春秋」を創刊(続・讃岐人名辞書) 4・1 県立盲唖学校(#「唖」は旧字)が盲学校と聾学校に分離独立し,小学部・ 中学部・高等部及び別科の一貫した教育体制に整備(高松百年史) 4・1 新制高等学校が発足.全日制高等学校として県立32校・高松市立2校・私 立8校を開設(香川の教育二十年のあゆみ) 5・28 香川県交通安全協会が発足(四国新聞) 6・25 鉄道連絡船鷲羽丸(1456総トン)が宇高航路に就航(四鉄史) 8・1 県立中央病院・同津田病院・同丸亀病院・同三豊病院が開設(四国新 -446- 聞) 8・13 CIE図書館が高松市南新町に開館(後に,日米文化センターと改称)(四国 新聞) 9・16 県下初の「こども銀行」が高松市立花園中学校に開設(香川の教育二十年の あゆみ) 9・27 香川県地方競馬条例を定める.10月3日第1回県営競馬を弦打村の高松競 馬場で開催(~11日)(香川県報) 10・5 香川県教育委員会委員選挙.当選者(任期4年委員)森延夫・湯浅克巳・宮 脇茂登蔚(任期2年委員)植田淳一・大西義衛・唐津志都麿(香川県報) 10・31 県立図書館を高松市五番丁に移転.11月5日から閲覧を開始(香川県政史 年表) 11・1 県主催第1回芸術祭を開催(月末まで)(香川県政史年表) 11・1 香川県教育委員会が発足.委員長に唐津志都麿・副委員長に大西義衛が選ば れ,同時に事務局を設置.教育長に久保田英一を任命(香川の教育二十年の あゆみ) 11・3 香川県フィルム・ライブラリー開館(香川の教育二十年のあゆみ) 12・26 高松琴平電鉄の瓦町・片原町・築港間(仮設)が開通(四国新聞) この年 県人口94万1662人,世帯数19万2291戸(香川県人口移動調査報告) -447- 1949 (昭和24年) 政治・経済 1・1 観音寺町から分離して伊吹村を設置(香川県報) 1・1 高松家庭裁判所が開庁(香川県政史年表) 1・23 第24回衆議院議員総選挙を執行.当選者1区玉置実・大西禎夫・成田知已 2区福田繁芳・島田末信・田万広文(香川県政史年表) 1・31 県が外地残留の県出身者は,ソ連関係地域2297名(生存見込み1415・死亡 見込み283・状況不明599)ソ連以外の地域48名(生存見込み43・死亡見 込み5)計2345名と発表(香川県世話課便り) 2・11 四国四県婦人代表者懇談会を高松市で開催.物価安定推進運動の一環として 県庁所在地及び主要市町で主婦の店結成を決める(四国連絡調整事務局文書) 2・12 香川県保健所を丹生・平井・高松・土庄・坂出・丸亀・琴平・観音寺に設置 (香川県報) 3・20 県と高松市共催の観光高松大博覧会が中央公園と栗林公園の2会場で開幕 (5月20日までの会期中,入場者は57万3980人)(四国新聞) 3・20 観音寺拡大博覧会が開催(~5月22日)(四国新聞) 4・2 次の路線を府県道路線に認定.三本松港線・志度港志度停車場線・美合端岡 停車場線・塩江小島停車場線・箸蔵観音寺線・田野々観音寺線・海岸寺善通 寺線・土庄神懸線・滝宮炭所線(香川県報) 4・15 坂出地区県議会議員補欠選挙で(無所属)1が当選(香川県議会史) -448- 4・20 県議会臨時会で篠原議員の質問に対して,増原知事が吉野川からの導水計画 調査費を計上と答弁(香川県議会史) 5・1 「香川県財政事情」第3号が公表.県財政の方針としては,経済九原則が要 請する均衡予算を堅持し,不急不要の事業は節約すると共に県民福祉には重 点的効率的に事業を遂行すると述べる(香川県報) 5・3 第15回全国市議会議長会を高松で開催(~5日)(四国連絡調整事務局文書) 5・7 専売局が廃止され,日本専売公社高松地方局設置(高松市史年表) 5・10 県議会が在外同胞の引揚げ促進及び遺家族の援護を決議(香川県議会史) 5・24 県議会が第33代議長に大久保雅彦を選出(香川県議会史) 5・24 県議会が県立農業専門学校の農科大学昇格を決議(香川県議会史) 6・4 高松国税局・高松陸運局・高松地方気象台・高松地方簡易保険局・香川電気 通信部が開庁(四国新聞) 6・5 昭和24年度定期監査のうち経済部監査を発表.県の農林水産業の生産力は 限界の域に達しており,将来は工業地又は商業立県の大方針を確立すべきで あると勧告(香川県報) 6・21 矢野庄太郎死去(62)衆議院議員当選7回,片山内閣で大蔵大臣(続・讃岐 人名辞書) 7・11 前川正一死去(51)大正時代から香川の農民運動を指導,衆議院議員当選2 回(続・讃岐人名辞書) 7・20 坂出市長選挙.浜田専一が当選(香川県議会史) 8・1 昭和24年度定期監査の結果のうち農地・民生部監査の結果を公表.農地改 革の進捗をたたえ,農村民主化の完遂を期待すると述べる(香川県報) 8・6 県議会が零細農家続出防止のため -449- の新法即時制定を決議(香川県議会史) 8・8 香川県水防協議会条例を定める(香川県報) 8・8 香川県農業改良事業条例を定める(香川県報) 11・2 県議会が米麦の生産者価格と消費者価格の格差を石当たり1000円以下とす るよう適正な措置の要望を決議(香川県議会史) 11・2 県議会が電気事業の分断は産業復興に与える打撃が大きいとして反対を決議 (香川県議会史) 12・24 県職員定数2893人を2933人に改正(香川県土木史) -447- 社会・文化 1・10 第1回香川県宝くじを発売.発売総額2000万円・1等10万円・2等1万円 ・3等100円・4等10円(~2月10日)(香川県報) 1・19 高松郵便局から出火し.局舎を全焼,原因はストーブの過熱.損害約5600 万円(四国新聞) 3・30 県が広報機関誌「月刊香川」を創刊(月刊香川) 4・1 香川県公園条例を定める(香川県報) 4・1 高松市文化会館が開館(高松市史年表) 4・1 県内最初の障害児学級として,高松市立弦打小学校に「補助学級」を置く(高 松百年史) 4・1 官立大阪無線電信講習所が詫間町に開設(5月31日・詫間電波高等学校と 改称)(香川の教育二十年のあゆみ) 4・13 国警香川県本部が,綾歌地区署に海賊団特別捜査本部を設け.海上保安部と 一体で瀬戸内海の海賊検挙を強化(四国連絡調整事務局文書) 4・20 県立高校を統廃合(31校を24校に)また,高松市立第一高等学校を高松第 一高等学校と改称(香川県報) 4・20 高校の通学区を定め,県内を普通科課程は14学区・商業科課程は6学区・ 農業科課程は6学区・家庭科課程は11学区・工業工芸水産課程は全県とす る(香川県報) 5・15 県教育会館が落成(香教組四十年史) -448- 5・26 ストレプトマイシンの適正割当てと臨床研究を行うため県にストレプトマイ シン地方協議会を設置(香川県報) 5・31 国立大学設置法により,香川大学(学芸学部・経済学部)が高松経済専門学 校・香川師範学校・香川青年師範学校の3校を包括して創設.7月1日開校 (香川大学三十年史) 6・7 県教育委員会が定時制課程高等学校再編成基本方針を決定(香川県議会史) 7・4 行政機関職員定員法(5月制定)による人員整理を実施(第1次7月4日・ 第2次同月13日)(四国新聞) 7・19 県内を中心とする民間伝承を調査研究するため香川県民俗調査会規程を定め る(香川県報) 7・21 全日本水上選手権大会で県出身の浜口喜博が100メートル自由型58秒8. 200メートル自由型2分11秒6で優勝(~24日)(時事年鑑) 7・25 植田平太郎死去(72)剣道9段範士(続・讃岐人名辞書) 7・30 香川県教育委員会視覚教育規程を定め,県フィルムライブラリーを設置(香 川県報) 7・30 へスター台風来襲.県下の被害死者3名・田畑浸水45ヘクタール・堤防決 壊5か所・河川道路の被害額7500万円(香川県土木史) 8・15 四国新聞社社屋建築工事が高松市天神前に落成.高松第一高校内仮社屋から 移転(香川県政史年表) 8・18 全米水上選手権大会で浜口喜博が200メートル自由型2分13秒3で優勝(時 事年鑑) 9・10 香川運送会社不当労働行為事件で県地労委から救済命令.改正労組法による 全国第1号命令(香川県地労委五 -449- 年誌) 9・23 第4回日本青年団体連絡協議会(31都道府県代表107名が参加)が小豆島 で開催(~24日)(連合青年会年表) 10・8 高松琴平電鉄が八栗・志度間の復旧工事を完成.開業(四国新聞) 11・3 高松市立美術館が栗林公園内に開館(四国新聞) 11・10 県営競馬場は黒字不可能のため今秋中止と決定(香川年鑑) 11・12 阪神航路八千代汽船所属の美島丸(138トン)が小豆島坂手村大角灯台東10 マイル付近で突風のため沈没.死者60余名(香川県政史年表) 12・3 県内の失業者3万人を突破(香川年鑑) 12・7 高松市体育館が開館.開館行事として10日全日本卓球選手権大会を開催(香 川年鑑) この年 県人口95万0383人,世帯数20万0696戸(香川県人口移動調査報告) 1950 (昭和25年) 政治・経済 1・5 香川県優良商品認奨審査委員会を設け,優良商品を奨励.援助する(香川県 報) 1・10 香川県物産大阪斡旋所規程を定める(香川県報) 2・14 長柄池工事を7年振りに再開(香川年鑑) 3・13 民情視察のため昭和天皇ご巡幸.高松桟橋駅にご到着後3月17日までの5 日間,高松市・平井町・長尾町・白鳥本町・津田町・土庄町・内海町・端岡 村・琴平町・坂出市・宇多津町・丸亀市・多度津町・善通寺町・詫間町・笠 田村・大野原村・観音寺町・豊浜町をご視察(香川県議会史) 3・30 県議会で前田議員の質問に答えて,増原知事が四国総合開発の構想を説 -450- 明し,東京に開発の模型展示を考慮と述べる(香川県議会史) 4・10 県議会が政府の失業対策は大都市偏重として,画期的施策を樹立し,対策の 強化実現を要望決議(香川県議会史) 5・8 香川県議会行政調査委員会条例を定める(香川県報) 5・30 高松港が重要港湾に指定(香川県政史年表) 6・4 第2回参議院議員選挙が執行され,香川地方区で森崎隆が当選(香川の歩み) 6・15 住宅金融公庫高松支所が開所(四国新聞) 7・22 香川県中小企業対策審議会規定を定める(香川県報) 7・25 増原恵吉が警察予備隊本部長官に就任のため本県知事を依願退職(歴代香川 県知事調) 8・2 県議会が起債枠の大幅拡大の要望を決議(香川県議会史) 8・2 香川県魚市場条例を定める(香川県報) 8・15 初の県海区漁業調整委員会選挙を執行(香川県政史年表) 9・6 警察予備隊四国駐とん地が善通寺町旧山砲隊跡に決定(香川県政史年表) 9・11 公選制第2回目の知事選挙.金子正則が当選(香川県議会史) 10・7 四国四県町村長大会を琴平で開催(香川年鑑) 10・8 上原平太郎死去(77)元衆議院議員(香川県政史年表) 10・10 丸亀市の商工会館で四国中小企業振興優良商品展示会を開催(~20日)(四 国連絡調整事務局文書) 11・3 県議会が県税賦課に対し未収額が多額に上るとして徴税吏員の再教育,徴税 機構の強化等の措置を講じるよう意見書を可決(香川県議会史) -451- 11・7 四国地方知事協議会を四国知事会に改称.世話役に金子知事(香川年鑑) 11・7 市町村平衡交付金見込み額,香川県に4億800万円と決まる(香川年鑑) 12・17 林毅陸死去(79)元衆議院議員当選4回(香川県政史年表) 12・20 高松市中野町に中讃蚕業技術指導所を設置(香川県報) -449- 社会・文化 1・14 漆芸育成の功績で磯井如真(高松市)が山陽新聞賞受賞(山陽新聞) 1・19 元大審院部長神原甚造が香川大学初代学長に就任(香川大学三十年史) 1・31 県が緊急失業者対策事業として3月末まで栗林公園内の清掃を実施(香川県 土木史) 2・10 戦後初の鉄筋コンクリート橋勝浦橋(美合村)架橋工事が竣工(香川県土木 史) 2・12 高松市五番丁公会堂で在外同胞引揚促進県民大会を開催(月刊香川) 2・15 瀬戸内海観光事業協議会で高松港が国際観光港に決まる(月刊香川) 3・1 香川県労働組合会議結成.32組合3万人(香川の原水禁運動30年史) 3・25 直島水道で高松発の国鉄宇高連 -450- 絡船紫雲丸(1449トン)と宇野発同鷲羽丸(1456トン)が衝突.紫雲丸が 沈没,7名死亡(香川の歩み) 4・1 県立農科大学(平井町)の設置が認可.同月28日開学式・入学式挙行(34 年4月香川大学農学部となる)(香川大学三十年史) 4・15 屋島登山ケーブルカーが復活(四国新聞) 4・25 四国キリスト教学園が善通寺町元善通寺第十一師団騎兵隊跡に開校.初代学 長モーアー宣教師(37年4月私立四国学院大学となる)(香川県政史年表) 4・16 高松市浜の丁に世界一の石造五重の平和塔が建立され,入仏式(香川年鑑) 5・1 琴平町で日本教職員組合の第7回定期大会開催(~3日)(四国連絡調整事 務局文書) 5・17 高松市福岡町の埋立地に市営競輪揚が完成.6月5日第1回レース開催(新 修高松市史) 6・12 高松の御殿山貯水池が完成(香川年鑑) 7・27 へンリー台風が県下を襲い,土木被害約1億1000万円(四国新聞) 8・6 熱帯性低気圧来襲.県下の家屋浸水1000戸・堤防決壊6か所・土木関係の 被害2億5000万円(香川県土木史) 8・29 香川県文化財保護委員会発足(香川の教育二十年のあゆみ) 9・3 ジェーン台風が来襲.県下の行方不明者2人・土木耕地関係被害約6億8000 万円(香川県政史年表) 9・13 キティ台風が県下を襲い,家屋浸水1500戸・被害額1億6200万円(四国新 聞) 9・20 高松こども博を開催.第1会場栗林公園・第2会場三越高松支店(~10月22 日)(香川年鑑) -451- 9・30 香川県優生結婚相談所を,県内8か所に設置(香川県報) 10・1 国鉄宇高航路が客車航送を開始(四国新聞) 10・1 国鉄予讃線に「瀬戸」土讃線に「南風」の準急行列車を運転(四国新聞) 10・10 高松市立図書館が高松市天神前に開館(香川県政史年表) 10・11 国宝丸亀城天守閣復元工事起工式(香川県政史年表) 11・1 秋季国体で明善高校がソフトボールで優勝(香川年鑑) 11・5 戦後初の南米移民として下高岡村の小倉武一家がアルゼンチンへ出発(香川 県政史年表) 11・9 法勲寺・川西村両村境の土器川に県下最長の鉄筋コンクリート橋(中方橋) 竣工.延長316メートル・幅4,5メートル・工費2000万円(香川県土木史) 11・10 県教育委員会委員の半数改選.当選者は大西義衛・伊賀小四郎・山川菊一(香 川県議会史) 12・1 「夕刊香川新聞」(高松市)発刊(夕刊香川新聞) 12・29 鴨部村で女子22名が4Hクラブを結成.衣食住・保健の知識を養成(香川 年鑑) この年 夏「詩研究の会」発足.県内の詩人の集まりで機関誌「しけんきゅう」を刊 行(香川県芸術文化年鑑) この年 県人口94万6022人,世帯数19万1305戸(香川県人口移動調査報告) -451- 1951 (昭和26年) 政治・経済 1・10 県養豚農協高松畜産加工工場など3工場が農林省の農村工業モデルに指定 (四国新聞) 1・16 西讃海区漁業調整委員会が池田蔵相に減船整理にともなう転業資金交付の陳 情書を提出(西讃・中讃海区漁業調整委 -452- 員会会議録) 2・4 電力会社の誘致か所を高松に決める県市合同の誘致委員会委員長に大久保雅 彦を選出(3月30日四国電力会社本店の高松誘致が決定)(香川年鑑) 3・21 白鳥本町から加工貿易のさきがけとして婦人用縫い手袋を初めてアメリカへ 輸出(香川年鑑) 4・1 四国地方総合開発審議会を設け,事務所を香川県庁に置く(香川県報) 4・1 小豆郡西村・草壁町・安田村・苗羽村及び坂手村を合併して内海町を置く (香川県報) 4・1 綾歌郡栗熊村と富熊村を合併して久栄村を置く(同日,久万玉村と改称) (香川県報) 4・14 白鳥本町で手袋祭りを開催(香川年鑑) 4・19 香川県経済農協連設立(農業協同組合統計表) 4・23 高松・丸亀両市の市長選挙を執行.無投票で国東照太(高松市)三原勝英(丸 亀市)が当選(香川県議会史) 4・30 地方自治法下第2回の県議会議員選挙を執行.定員44名に立侯補97名,有 権者数52万4780人,投票率88,28パーセント.党派別当選者数(カッコ内 は立候補者数)無所属19(47)自由党14(24)社会党10(21)救国青年聯 盟1(2)共産党0(3)婦人1人当選,新議員28人,前議員16人(香川 県議会史) 4・30 県営土地改良事業を施行のため各事業所を設置(香川県報) 4・- 高松入国管理事務所が開設(四国新聞) 5・1 四国電力株式会社創立(資本金4億円・社長宮川竹馬・本店高松市)(四国 地方電気事業史) 5・4 高松市選挙粛正会結成(香川年鑑) 5・13 県議会で岡保一を第34代議長に選 -453- 出(香川県議会史) 6・4 香川県経済農協連(4月1日創立)役員会で会長に宮脇朝男を選出(香川年 鑑) 6・11 香川県人事委員会を設置(香川県報) 6・30 公職追放者の指定取消し.本県の解除者,大政翼賛会関係201名・大日本翼 賛壮年団関係213名・帝国在郷軍人会関係392名,合計806名(香川県報) 7・5 四国電力株式会社が申請した電力料金値上げに関する聴聞会を県議会議事堂 で開催.市民からの反対意見多数(四国連絡調整事務局文書) 7・10 県副知事に伊田通次郎(農林省入植課長)出納長に長瀬英一(前出納長)を 選任(香川県政史年表) 7・25 四国電力株式会社が,創立後最初の社債(1億円)を発行(四国新聞) 8・6 第2次公職追放解除発表(東山半之助・藤本捨助・塩田忠左衛門ほか) (香川年鑑) 8・9 県が燧灘沿岸干拓工事(350ヘクタール)着手のため現地測量を開始(香川 県土木史) 8・31 県農協協議会の全役員が旧販連不正事件に関連して辞表を提出(香川年鑑) 9・1 香川県漁業調整規則及び香川県内水面漁業調整規則を定める(香川県報) 9・5 自治体警察存廃に関する県下最初の住民投票が平井・仏生山・香西の各町で 行われ,3町とも廃止に決定(香川年鑑) 9・8 第2回四国地方国土総合開発委員会を開催.会長に金子香川県知事を選任 (香川県議会史) 9・20 四国四県共催の「四国物産と観光展示会」が東京三越で開催(~30日)(四 国新聞) 9・29 高松選挙粛正会が高松市議会の解散要求書を市議会議長に手交(香川年鑑) -454- 10・1 国家地方警察県本部が県下の自治体警察署21署を吸収し,管轄変更を実施 (香川県政史年表) 10・3 林村村民大会で林飛行場の再使用断固反対・全面開放の決議(9月23日) を受け,村議会が高松飛行場全面開放促進を決議(林村史) 10・20 香川無尽が香川相互銀行と改称(四国新聞) 11・6 県議会が螟虫防除国庫補助増額に関する意見書を可決(香川県議会史) 12・12 県議会が青少年に対する不良文化財取締法令制定を要請する意見書を可決 (香川県議会史) 12・25 県経済農協連役員会で会長に宮脇朝男・副会長に飛田宇市・顧問理事に岡佳 吉を選任(香川年鑑) -451- 社会・文化 1・1 高松琴平電鉄が長尾線の直通運転を開始(四国新聞) 1・13 焼玉機関の改善に貢献した槇田久(高松市)が山陽新聞賞受賞(山陽新聞) 1・15 三木町出身の植物学者三木茂が -452- メタセコイアの発見者として朝日賞受賞(香川県大百科事典) 1・18 高松桟橋駅前マーケット立ち退き問題円満解決.3月10日を以て代執行す ることに決定(香川年鑑) 2・2 香川県公民館連絡協議会結成(四国新聞) 2・6 香川県身体障害者更生相談所を善通寺町に設置(香川県報) 2・- 丸亀高校でストックホルム・アピール(原子兵器の無条件禁止要求)のビラ を配布(香川の原水禁運動30年史) 3・9 ニューデリーで開催の第1回アジア競技大会で,県出身の西内文夫が10種 競技で優勝(香川県政史年表) 3・10 県議会で「第8回国民体育大会の香川県開催要望に関する決議」を可決(香 川県議会史) 3・17 香川県社会福祉協議会が設立.初代会長に細渓宗次郎就任(四国新聞) 3・20 第6回日展高松展覧会が初めて第1会場を高松市立美術館(洋画・工芸)第 2会場高松市体育館(日本画・彫刻・書道)で開催(~4月19日)(香川県 政史年表) 3・20 丸亀市西平山町に香川県立丸亀看護学校を開設(香川県報) 4・1 香川県連合青年会発足(四国新聞) 4・20 香川県文化財保護調査会を設置(香川年鑑) 5・- 香川県史跡名勝天然記念物調査会規程と香川県民俗調査会規程を制定(四国 新聞) 6・9 県が象頭山(善通寺町・琴平町)を名勝天然記念物に,城山(坂出市・飯山 町)を史跡に指定(国・県指定文化財一覧) 7・5 高松署が覚醒剤の密売一掃のため覚醒剤取締別動隊を編成(香川年鑑) -453- 7・8 志度町の竹林庵で竹林上人を偲ぶ追悼法会(香川年鑑) 7・12 集中豪雨来襲.県下の被害,死者2名・行方不明1名・床下浸水512戸・水 田冠水1350ヘクタール・被害額2億6000万円(香川県土木史) 7・16 高松市内に所在の報道機関による高松新聞通信放送11社会が結成(香川県 政史年表) 8・3 香川県ユネスコ協会設立(常任委員松平頼明ら12名)(香川年鑑) 8・5 海外抑留同胞救出県民大会を県教育会館で開催(香川年鑑) 8・27 県文化財保護委員会で本島の古代遺跡を発掘(香川年鑑) 8・- 高松交響楽団が結成(四国新聞) 9・6 香教組が「子供を再び戦場に送るな」のポスターを県内各所に貼布(香川年 鑑) 9・6 高松市ボーイスカウト運動促進委員会が誕生(香川年鑑) 9・13 坂出港が重要港湾に指定(四国新聞) 9・13 高松市選挙管理委員の不正事件初公判(10月15日選管書記に懲役2年執行 猶予3年の判決)(香川年鑑) 9・20 日本共産党香川県委員会機関紙が発行停止となる(香川年鑑) 9・27 県婦人団体連絡協議会結成大会で会長に赤澤ミツエを選出(香川年鑑) 10・3 日本体育協会が第8回国民体育大会の香川県開催を内定(香川県議会史) 10・5 丸亀観光博覧会を開催(~11月12日)(香川年鑑) 10・5 県農村婦人団体連絡協議会第1回役員会が高松市農協会館で開催(香川年鑑) 10・14 ルース台風が来襲.県下の被害総額約2億1000万円(香川県政史年表) -454- 10・17 津田町の岩崎山古墳発掘.神獣鏡などを発見(香川年鑑) 11・3 左甚五郎三百年祭を高松地蔵寺で行う(香川年鑑) 11・14 第1回香川県青少年赤十字大会を栗林公園で開催(香川年鑑) 12・17 四国新聞社が「夕刊四国新聞」を創刊(四国新聞) 12・31 金工家北原千鹿死去(65)(高松市史年表) この年 県人口94万6373人 世帯数19万9953戸(香川県人口移動調査報告) 1952 (昭和27年) 政治・経済 1・12 醤油(#「醤」は旧字)醸造の研究で村田清淳(内海町)が山陽新聞賞受賞 (山陽新聞) 2・4 神島化学工業坂出工場が設立(四国地方電気事業史) 2・8 県庁消費生活協同組合の設立が認可(香川県政史年表) 2・20 塩田の先覚者久米通賢の顕彰碑除幕式を相生村で挙行(香川年鑑) 3・10 香川県小型機船底引き網漁業調整規則を公布(香川県報) 3・19 県が地盤沈下対策事業補助金交付要項を定める(香川県報) 3・20 高松市出身戦没者3500柱の慰霊祭を市体育館で執行(香川年鑑) 4・19 高松・坂出間海岸道路拡張期成同盟会結成(会長国東照太)(香川年鑑) 4・- 大阪工業試験所四国支所(高松市花宮町)が設置(四国新聞) 4・- 高松市農業振興3か年計画を発表(四国新聞) 4・- 高松市が廃船を沈めて築磯とする -455- 人工漁場を開拓(四国新聞) 5・6 香川県東京事務所設置(香川県報) 5・15 アメリカ軍板付基地の航空監督官から,林飛行場は従来通りアメリカ軍が使 用するため立ち入り禁止と林村へ通知(林村史) 5・15 百十四銀行が東京支店を開店(四国新聞) 5・28 県議会の会派,清交会と県政会の保守派が大同団結して公正会(34人)を 結成.幹事長大久保雅彦(香川県議会史) 6・1 高松東港線・高松白峯線・庵治志度線・引田津田線・本山停車場室本港線・ 福田港神懸線など21路線を府県道路線に認定〈香川県報) 6・28 四国軍政部として連合国軍が使用の高松市内町大和ビルを接収解除(高松市 史年表) 7・4 高松市戦災7周年記念日にあたり市が戦災記念塔建立の計画を発表(香川年 鑑) 7・15 高松飛行場(林村)が連合国軍から返還(高松市史年表) 7・- 四国公安調査局が開庁(四国新聞) 8・1 労働省香川婦人少年室が発足(四国新聞) 8・5 航空局飛行場課長が,林飛行場の接収は解除されたが.直ちに農地に開放は 困難と発表(林村史) 8・13 東讃・中讃・西讃各海区漁業調整委員会委員の選挙を執行(香川県報) 9・23 戸澤民十郎死去(75)衆議院議員当選5回(新修高松市史Ⅱ) 9・- 県広報車「香川ひびき」号が登場(月刊香川) 10・1 第25回衆議院議員総選挙を執行.当選者氏名,1区三木武吉・成田知巳・ 大西禎夫,2区加藤常太郎・大平正芳・田万広文(香川の歩み) 10・20 香川県警察本部が特別機動隊を編 -456- 成(高松市史年表) 11・20 県が「食糧増産5か年計画」を作成(四国新聞) 11・21 社会党県支部が左右に分裂(ひとすじの道) 11・24 牟礼・木太・屋島各塩田が流下式に改築.(高松市史年表) 12・13 県が臨海工業地帯造成計画基本方針を策定(香川県政史年表) 12・21 左派社会党(香川)県連結成大会(会長森崎隆)(香川県総評15年史) -454- 社会・文化 1・5 海上保安庁が瀬戸内海一貫航路の安全宣言(四国新聞) 1・16 県下で国宝彫刻の修理が始まる(高松弘憲寺で仏師白石義雄ら着手)(香川 年鑑) 2・23 自由人権協会香川県支部の発会式が高松市公民館で開催(香川年鑑) 2・28 NHKテレビ公開実験放送が高松市美術館で行われる(高松市史年表) 3・6 菊池寛顕影(#「影」は底本のママ)会(高松市教育委員会内)が発足(40年4月1日香川菊池寛賞 を設定)(香川県芸術文化年鑑) 3・16 精神薄弱児収容施設宇多津学園を聖通寺山に開園(香川県政史年表) 3・29 讃岐国分寺跡(端岡村)国の特別史跡に指定(四国新聞) 3・30 蒟醤(#「醤」は旧字)(記録作成者磯井如真)と存清(記録作成者香川勇) が無形文化財に指定(四国新聞) 3・31 第7回日展高松会場開く(会期は4月30日まで)(香川年鑑) -455- 3・31 「上笠居村史」刊行(上笠居村史) 4・1 香川育英会発足(会長伊田副知事)(香川年鑑) 4・15 「詫間町誌」刊行(詫間町誌) 4・- 第1回香川県社会福祉事業大会が県公会堂で開催(四国新聞) 5・26 坂出市聖通寺山遊園地の新名称が常盤公園と決まる(香川年鑑) 6・1 オリンピックヘルシンキ大会に陸上代表(三段跳)として本県の山本忠司が 選ばれる(香川年鑑) 6・7 香教組各地支部が破防法反対の決起大会を開催(香教組四十年史) 6・10 政府が公営住宅建設3か年計画による本県配分を1570戸(6億円)と決定 (香川県土木史) 6・10 県の海上巡回診療艇「さぬき」(20トン)就航(月刊香川) 7・3 1日以来県下に集中豪雨.死傷者8人・損壊家屋25戸・冠水田畑8600ヘク タール・被害総額約5億7000万円,観音寺町に災害救済法を適用.また,10 日にも集中豪雨.崖くずれ30か所・被害総額1000万円(香川県政史年表) 8・10 香川県青少年保護育成条例を公布(香川県報) 10・5 県教育委員会委員の半数改選.当選者山西シゲノ・吉田一三・森延夫(香川 県議会史) 10・10 「坂出市史」刊行て坂出市史) 10・31 丸亀市営モーターボートレース開場(香川年鑑) 11・1 市町村教育委員会が発足.県下では159(香川の教育二十年のあゆみ) 11・1 丸亀高校文化祭で原爆図を展示.この年県下各地の高校で「わだつみ会」を 結成(香川の原水禁運動30年史) 11・15 香川県営自転車競技条例を公布(香川県報) 11・24 屋島山上の談古嶺にイギリスの -456- 詩人エドモンド・ブランデンの詩碑を建立(高松市史年表) 12・5 県が主催して引揚援護愛の運動週間を実施.未帰還者の帰還嘆願,戦争裁判 受刑者の内地還送釈放の署名運動,留守家族の慰問に当たる(~11日)(枌 所村文書) 12・- 県下で初めて国道30号の高松市五番町交差点(現番町交差点)に定周期信 号機を設置(香川県警察史) この年 県人口94万1286人,世帯数19万9242戸(香川県人口移動調査報告) 1953 (昭和28年) 政治・経済 1・8 道路法(昭和27年)に基づき区域を次のように決定し,供用を開始する. 1級国道11号(大川郡相生村大字坂元・三豊郡和田村大字箕浦字鳥越) 1級国道30号(高松市玉藻町・高松市兵庫町・三豊郡財田村大字猪の鼻)(香 川県報) 1・10 農業経営の近代化(米作り日本一)で大川義則(善通寺町)が山陽新聞賞受 賞(山陽新聞) 1・11 右派社会党県連合会結成大会(香川県総評15年史) 1・16 第1回香川県戦没者遺族大会を県公会堂で開催(香川年鑑) 1・22 臨時県議会で第35代議長に津島惣平を選出(香川県議会史) 2・12 港湾法に基づき県が管理する港湾を告示.引田港・三本松港・志度港・香西 港・生島港・直島港・丸亀港・多度津港・宇多津港・詫間港・豊浜港・仁尾 港・池田港(香川県報) 2・16 宮脇長吉死去(72)元衆議院議員当選5回(大内町史) 3・5 マーフイ初代駐日アメリカ大使が県商工奨励館で貿易品を視察(月刊香川) 3・13 県農村建設青年隊結成式を木田郡井戸村で挙行(香川県政史年表) -457- 3・20 県議会が4月に行われる衆参両院議員選挙に当たって公明選挙の実現を決議 (香川県議会史) 4・7 水稲・裸麦・小麦・大豆・菜種・胡麻・落花生の香川県奨励品種を定める (香川県報) 4・9 県が工場誘致委員会を置く(香川県報) 4・13 県総合開発審議会事務局が県総合開発基本方針を策定(5月8日の審議会で 承認)(香川県政史年表) 4・19 第26回衆議院議員選挙を執行.当選者(1区)三木武吉・成田知巳・大西 禎夫(2区)加藤常太郎・福田繁芳・大平正芳(香川県報) 4・24 第3回参議院地方区選出議員の選挙を執行.白川一雄が当選(香川県報) 5・14 県婦人議員の会を結成.会長に前川とみえ県議(香川年鑑) 5・16 倉敷紡績株式会社高松工場が廃止(倉敷紡績百年史) 6・1 香川県土木出張所設置規則を公布(香川県報) 6・6 県議会で第36代議長に大久保雅彦を選出(香川県議会史) 7・11 長柄ダム(山田村)が竣工.貯水量390万トン(昭和11年着工)(香川県土 木史) 7・12 内場ダム建設工事が完工.貯水量720万トン(昭和13年着工)(香川の歩み) 7・12 坂出市長選挙を執行.島田恭平が当選(香川県議会史) 7・14 香川県平和連絡会議結成大会.会長阿河準一,副会長前川とみえ・円藤真一 (香川の原水禁運動30年史) 7・16 香川県立公共職業補導所規則を公布.補導所は高松・丸亀(香川県報) 7・16 県が臨海工業地帯造成事業第1次計画(埋立面積218万2600平方メートル ・総事業費36億6500万円)を発表(香川県政史年 -458- 表) 10・3 県議会が綱紀粛正特別委員会の設置を決議(香川県議会史) 10・6 県が町村合併促進審議会を設置(香川県報) 10・31 県議会同和会所属議員による地方政党「香川県民党」が結成(香川県政史年 表) 12・8 高松市で四国四県連合畜産共進会開催.乳牛など7種目で香川県が1等賞を 獲得(月刊香川) -456- 社会・文化 1・1 県立丸亀第一高等学校を県立丸亀高等学校に,県立丸亀第二高等学校を県立 丸亀商業学校と改称(香川県報) 1・9 県庁で県国民健康保険者総決起大会を開き,保険給付費1割県費負担と,国 民健康保険奨励交付金県費負担の二大目標を決める(月刊香川) 3・27 舞鶴入港(23日)の興安丸で帰国した本県関係の第1回中国引揚者20名が 県内に帰る(香川年鑑) 3・31 文化財保護委員会が史跡・名勝・天然記念物及び無形文化財の新指定を発 表.本県関係は次のとおり(名勝)栗林公園(無形文化財)存清=香川勇・ 蒟醤=磯井如真(史跡)丸亀城跡(天然記念物)琴平の大センダン(香川県 政史年表) 4・1 県立坂出商工高等学校を県立坂出工業高等学校と県立坂出商業高等学校に分 離独立.県立志度高等学校を県立志度商業高等学校と改称(香川県報) 4・3 県労会議第5回臨時大会で,県労会議を総評香川地評に改組.14単組・約 2万人(県労会議が分裂)(香川県総評15年史) 4・22 県教育委員会が1村1園を目標 -457- に早急に幼稚園設置を市町村に依頼(枌所村文書) 5・1 第三宇高丸(1273トン・積載貨車22両)が国鉄宇高航路に就航(四鉄史) 5・14 香川県教育研究所規程を定める(香川県報) 5・16 伏石事件記念碑を30周年を記念して高松市の現地に建立(香川県政史年表) 5・20 県が国体宝くじを発売.第8回国体の施設費に充当するもので1枚25円, 賞金は特等100万円・賞品1等野球セット等(~6月18日)(月刊香川) 5・31 「丸亀市史」刊行(丸亀市史) 6・7 台風2号が来襲.県下に農作物関係被害額約10億8300万円(香川県政史年 表) 6・8 第1回県民体育大会を開催(香川の教育二十年のあゆみ) 7・15 PTA連絡協議会を結成(香教組四十年史) 9・5 総評香川地評の第1回大会を開催.議長に宮武計二郎(香川県総評15年史) 9・15 香川県文化財保護規則により,椀貸塚・角塚及び平塚(大野原村)を史跡に 指定(香川県報) 9・22 第8回国体ヨット競技大会が高松大的場海岸で開催.26日終了,香川は女 子種目に優勝(高松市史年表) 9・23 台風13号が来襲.県下の農作物の被害約17億円・堤防決壊70か所(四国 新聞) 10・1 県下初の商業放送として「ラジオ四国」が開局(コールサインJOKF・出力100 ワット)同月15日に「ラジオ香川」と改称(四国新聞) 10・10 県立多度津高等学校が,多度津工業高等学校と多度津水産高等学校に分離独 立(香川の教育二十年のあゆみ) -458- 10・12 屋島陸上競技場が完成(四国新聞) 10・21 昭和天皇・皇后両陛下が第8回国体秋季大会にご臨席のため高松桟橋にご到 着.予讃線で松山市へ,23日高知県に向かわれる.25・26日高松市で競技 をご観覧(香川県政史年表) 10・22 四国四県を会場とした第8回国体秋季大会(~26日)開催.県下では10種 目に7400名が参加(月刊香川) 10・- 四国詩人の会が発足.季刊「四国詩人」を発刊(香川県芸術文化年鑑) 11・3 健康優良学校日本一に内海町立安田小学校が選ばれる(香川の教育二十年の あゆみ) 11・7 県教育委員会が金丸座(琴平町)を重要文化財に指定(香川県政史年表) 11・13 菊池寛顕彰会が高松市八番丁の生家跡に記念碑を建立(四国新聞) 11・18 公募による「香川県民の歌」歌詞が決定.作詞者小川楠一(丸亀市立城北小 学校校長)12月25日,田口寛作曲に決定(香川県政史年表) 12・5 県教育委員会が公立高等学校学区制を改定.実業課程は全県1区・普通課程 の区外入学は市・郡ともに5パーセントを認める(高松百年史) 12・15 香川県文化財保護協会が発足(香川の教育二十年のあゆみ) この年 県人口93万9569人,世帯数19万9351戸(香川県人口移動調査報告) 1954 (昭和29年) 政治・経済 1・24 四国四県知事会議が吉野川総合開発の共同推進を決める(四国地方電気事業 史) 3・24 吉野川総合開発懇談会を開催.四国各県知事・県議会議長ら30名出席し, 吉野川総合開発促進協議会の設置を決定 -459- (会長金子香川県知事)(香川県議会史) 3・31 仲多度郡善通寺町・龍川村・与北村・筆岡村及び吉原村を合併して善通寺市 を置く(香川県報) 4・1 大川郡誉水村と丹生村を合併して大内町を置く(香川県報) 4・1 綾歌郡枌所村・山田村・西分村及び羽床上村を合併して綾上村を置く(香川 県報) 4・1 綾歌郡昭和村・陶村・滝宮村及び羽床村を合併して綾南町を置く(香川県報) 4・14 離島振興策を研究のため国会議員・県関係者らの調査団50名が与島・櫃石 島を調査(5月27日に豊島,7月6日に広島・本島)(月刊香川) 4・21 吉野川総合開発促進協議会発足.第1回委員会を香川県庁で開催(四国地方 電気事業史) 5・3 仲多度郡多度津町,四箇村及び白方村を合併して,新たに多度津町を置く (香川県報) 5・10 善通寺市長選挙を執行.三好泰三が当選(香川県議会史) 5・27 県中小企業連盟が県公会堂で総会を開き,深刻な危機を突破し中小企業振興 に努力など7項目を決議(月刊香川) 6・9 県議会が原水爆使用禁止に関する意見書を可決(香川県議会史) 6・21 前年夏竣工した内場・長柄両ダムで初ゆる抜き(香川年鑑) 7・1 新警察法の施行で高松市に四国管区警察局が設置.香川県警察本部(初代本 部長上原誠一郎)が新発足.管下の16警察署は,高松・丸亀・坂出・善通 寺・観音寺・多度津・高瀬・琴平・綾南・仏生山・平井・志度・長尾・三本 松・土庄・内海(香川年鑑) 7・1 香川県公安委員会運営規程を制定.初代県公安委員長に細渓宗次郎を選 -460- 出(香川県報) 7・25 世界銀行対日農業調査団(ドール団長)が来県.吉野川総合開発事業説明会 に出席後,水稲早期栽培を見学(月刊香川) 8・12 県農業会議が発足.初代会長に宮脇朝男を選任(月刊香川) 8・- イスラエル農業視察団が来県(月刊香川) 9・5 公選第3回知事選挙で金子正則が当選,第41代知事に就任(歴代香川県知 事調) 9・5 県議会議員補欠選挙を執行.高松市選挙区(無所属)1,綾歌郡(無所属) 1,三豊郡(無所属)1が当選(香川県議会史) 9・24 四国総合開発審議会が臨海工業地帯造成企画連絡会を県庁で開催(香川県政 史年表) 10・1 木田郡平井町・神山村・田中村・氷上村及び下高岡村を合併して三木町を置 く(香川県報) 10・1 小豆郡池田町・二生村及び三都村を合併して新たに池田町を置く(香川県報) 10・27 香川県農協中央会設立(農業協同組合統計表) 11・5 四国地方総合開発審議会の臨海工業地帯造成企画連絡会が香川県庁で開か れ,27年以来調査中の造成計画が明らかにされる.本県分22万9400坪. 四国全体247万9935坪(香川年鑑) 11・17 県が赤字対策として本年度現在予算71億790万円から一般事務費・公共事 業費を合わせて5億290万円の削減を発表(月刊香川) 12・9 県議会の香川県民党が臨時総会を開き,同党議員33名中16名が自由党脱退 を決め,同党は自由・民主のいずれの政党にも属さないと声明(月刊香川) -461- 12・15 香川県共済農協連設立(農業協同組合統計表) 12・- 香川県労働金庫が設置(四国新聞) -458- 社会・文化 1・16 高松市が松平公益会から玉藻城を1億円で買収(四国新聞) 1・- 壷井栄作「二十四の瞳」の映画化で小豆島・屋島・栗林公園・琴平の各地で ロケ(~7月)(高松市史年表) 1・- 救ライ事業に献身した野島泰治 -459- (庵治町)が山陽新聞賞受賞(山陽新聞) 2・1 日本新聞協会調査による本県内の新聞販売部数は26万5551部(うち朝刊 88,2パーセント・夕刊11,8パーセント)購買率は3,56人に1部・1世帯当 たり1,39部(香川年鑑) 2・2 小比賀信晴邸宅を県の重要文化財に,円座村東永井の人形芝居を無形文化財 に,麻村歓喜院内の瓦窯跡を史蹟に,積善坊(引田町)の松・蓮成寺(氷上 村)イヌマキとフウラン・蛭子神社(長尾町)境内のムクの木・渕崎村ウバ メカシを天然記念物に指定(いずれも県指定)(香川県報) 3・14 教育二法案反対大会開催のため,香教組が全県下中小学校の日曜振替授業を 実施15日香教組大会を県公会堂で開催(香川年鑑) 3・15 「土器村史」刊行(土器村史) 4・2 神原甚造死去(69)大審院判事を経て香川大学初代学長(続・讃岐人名辞書) 4・7 香川県平和連絡会議の呼びかけで四国平和連絡会議を結成(香川の原水禁運 動30年史) 4・15 文部省が善通寺所蔵の「一字一仏法華経序品」一巻を国宝に指定(四国新聞) 4・22 香川県公立高等学校通学区域に関する規則の一部を改正し,小豆島学区及び 高松学区においては内部に境界を設けないで区内の一校を自由に選択させる (香川県報) 5・3 国土緑化推進委員会・全日本観光連盟及びNHKが香川県の郷土の花にオリ ーブを選定(月刊香川) 5・19 県下初の魚類放射能検査を高松市北浜町高松魚市場で実施(香川県政史年表) 6・29 県下に集中豪雨.被害総額約3 -460- 億2850万円(香川県政史年表) 7・2 県が集会・集団行進及び集団示威運動に関する条例取扱手続を公布(香川県 報) 7・4 原水爆禁止香川県集会を高松市教育会館で開催(四国新聞) 8・15 県下6か所で憲法擁護県民大会を開催(香川県総評15年史) 8・18 県文化財保護委員会が次の指定を行う.重要文化財=白鳥町の猪熊信男邸宅 ・丸亀市の入江祐吉邸宅・大内町与田寺本尊薬師如来及び山水万壑松濤図, 山王祭〔ビョウ〕風一双(#「ビョウ」は文字番号07734).無形文化財= 仁尾町家浦二頭獅子舞.天然記念物=大内町弘海寺の松・柞田村日枝神社の 樟・大内町与田寺のムクの木(四国新聞) 9・1 「上高瀬村史」刊行(上高瀬村史) 9・13 台風12号が県下を襲い河川・海岸・道路の被害231か所・倒壊家屋182戸 ・浸水家屋6000戸・死者9名・損害22億円(月刊香川) 9・17 白峯寺十三重塔(坂出市)と長尾寺経憧(長尾町)が重要文化財に指定(国 ・県文化財一覧) 9・23 坂出市城山に高松カントリークラブゴルフ場が完成(四国新聞) 9・26 台風15号が県下を襲い死者8名・負傷者57名・河川,道路.家屋,農作物 の被害40億円.県が4市38町に災害救助法を適用(月刊香川) 10・21 高松市屋島陸上競技場で日独対抗陸上競技高松大会を開催(月刊香川) 11・20 神谷神社本殿(松山村)肥前風土記(猪熊信男蔵)が国宝に指定.高松市の 正花寺所蔵聖観音・宇多津町の聖通寺所蔵十一面観音・高松市屋島寺所蔵十 一面千手観音・綾南町堂床区所蔵聖観音・高松市根香寺所蔵千手観音を重要 文化財に,高松城跡を史跡に指 -461- 定(香川年鑑) 10・28 高松市御殿山貯水池が竣工.貯水量70万トン(香川県土木史) 12・1 県が新生活建設運動の一環として,助け合い.供米完遂.納税の3項目推進 の県民運動を展開(~1月15日)(月刊香川) 12・28 「飯野村史」刊行(飯野村史) この年 県人口93万5869人,世帯数19万6449戸(香川県人口移動調査報告)