入力に使用した資料 底本の書名 直島町史 底本の編集者 直島町史編纂委員会 底本の発行者 直島町役場 底本の発行日 平成2年9月10日 入力者名 森 紀子 校正者名 郡家 緑 底本の書名 直島町史続編 底本の編集者 直島町史編纂委員会 底本の発行者 直島町役場 底本の発行日 平成2年3月31日 入力者名 森 紀子 校正者名 郡家 緑 登録日 2001年12月25日
-5- 直島町史 目次 口絵 発刊のことば 凡例 第一章 直島の自然と環境 =空と海と島々= 第一節 概観・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三 海 島 空 島の生活 第二節 位置と面積 一 位置・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・九 二 面積・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一〇 第三節 地形と地質 -6- 一 地形・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二 瀬戸内海の成因 直島の地形 二 地質・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一八 三 海底の地形と地質・・・・・・・・・・・・・・・二一 四 ナウマン象の化石と人類の登場・・・・・・・・・二四 第四節 気象と気候 一 瀬戸内式気候・・・・・・・・・・・・・・・・・二七 温暖・乾燥 台風と高潮 二 特異な気象・・・・・・・・・・・・・・・・・・三二 足を奪う濃霧 光化学スモッグ 第五節 生物の分布 一 生物と自然環境・・・・・・・・・・・・・・・・三六 二 植物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三七 クロマツとウバメガシ ツツジ ワラビとキノコ イタドリとアツケシソウ タケ ワカメとイギス 三 動物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四五 -7- まぼろしの鹿 直島の鳥 カメとヘビ 益虫と害虫 タコとカニ 恋忘れ貝 タイとハマチ 第二章 遺跡から見た直島の原始・古代 第一節 旧石器時代 一 旧石器時代の概要・・・・・・・・・・・・・・・五七 二 直島の旧石器遺跡・・・・・・・・・・・・・・・五九 (1)鞍掛鼻遺跡・・・・・・・・・・・・・・・五九 ア 石鏃 イ スモールコア ウ スモールブレイド エ 小形横長刃器 オ 大型横長刃器 (2)直島町内におけるその他の遺跡・・・・・・六二 ア 葛島遺跡 イ 荒神島遺跡 三 石器からみた旧石器文化・・・・・・・・・・・・六五 (1)ナイフ形石器文化・・・・・・・・・・・・六五 (2)井島型ナイフ形石器・・・・・・・・・・・六六 四 直島周辺の自然環境・・・・・・・・・・・・・・六七 第二節 縄文時代 一 縄文時代の概要・・・・・・・・・・・・・・・・六九 -8- (1)土器の出現・・・・・・・・・・・・・・・六九 (2)多様な石器や骨角器・・・・・・・・・・・七〇 (3)縄文時代の年代・・・・・・・・・・・・・七一 二 直島の縄文遺跡・・・・・・・・・・・・・・・・七三 (1)大浦台遺跡・・・・・・・・・・・・・・・七三 ア 土器 イ 石器 ウ 土製品 (2)外ガ浜遺跡・・・・・・・・・・・・・・・七五 三 縄文時代の直島・・・・・・・・・・・・・・・・七六 (1)押型文土器を作った人びと・・・・・・・・七六 (2)縄文時代早期の自然環境・・・・・・・・・七七 (3)縄文文化の展開・・・・・・・・・・・・・七九 第三節 弥生時代 一 稲作農耕文化の伝来・・・・・・・・・・・・・・八一 (1)弥生土器・・・・・・・・・・・・・・・・八二 (2)銅鐸と銅剣・・・・・・・・・・・・・・・八四 二 弥生時代の生業・・・・・・・・・・・・・・・・八五 三 高地性遺跡と瀬戸内海・・・・・・・・・・・・・八六 -9- 第四節 古墳時代 一 古墳時代の概要・・・・・・・・・・・・・・・・八九 二 古墳時代前期・・・・・・・・・・・・・・・・・九〇 三 後期の古墳・・・・・・・・・・・・・・・・・・九二 四 直島における古墳時代の遺跡・・・・・・・・・・九四 (1)本島の東の島々・・・・・・・・・・・・・九四 ア 牛ヶ首島 イ 井島 ウ 向島 エ 家島 オ 京ノ上臈島 カ 局島 (2)宮浦から琴弾地にいたる南海岸・・・・・・九八 ア 横防遺跡 イ 外ガ浜遺跡 ウ 倉浦遺跡 エ 琴弾地遺跡 (3) 宮浦から能見浦にいたる西海岸・・・・・・九八 ア 能見浦遺跡 イ 風戸山西古墳 (4) 本村から積浦にかけての東海岸・・・・・・九九 ア くすぼ古墳 イ 桃山教員宿舎古墳 ウ 王積古墳 エ 積浦遺跡 (5)葛島・・・・・・・・・・・・・・・・・・一〇一 ア 製塩遺跡 イ 古墳 (6)荒神島・・・・・・・・・・・・・・・・・一〇四 -10- ア 祭祀遺跡 イ 製塩遺跡 ウ 古墳 (7)喜兵衛島・・・・・・・・・・・・・・・・一〇八 ア 古墳群 イ 製塩遺跡 五 直島の古墳・・・・・・・・・・・・・・・・・・一〇八 六 製塩遺跡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一五 七 祭祀遺跡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一八 第三章 古代・中世の直島 はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二三 第一節 古代の直島 一 吉備地方とかかわって・・・・・・・・・・・・・一二五 地名の変遷 吉備と大和 児島屯倉の設置 二 大和政権と半島出兵・・・・・・・・・・・・・・一二九 倭人伝の世界 国内戦乱の時期 国内統一と外征 三 瀬戸内の海路・・・・・・・・・・・・・・・・・一三一 東西の大動脈 古代の航路 海上安全と信仰 四 古代の戦乱・・・・・・・・・・・・・・・・・・一三四 -11- 横行する海賊 藤原純友の乱 備讃瀬戸も舞台に 純友の敗北と平氏の登場 五 保元の乱と崇徳上皇・・・・・・・・・・・・・・一三八 古代政権の流れ 藤原氏と摂関政治 武士の台頭 院政の開始 保元の乱の意義 失意の崇徳上皇 摂関家の内紛 上皇・頼長の挙兵 白河殿の夜討ち 六 崇徳院と直島・・・・・・・・・・・・・・・・・一四四 崇徳院の讃岐配流 直島と崇徳院 説話の起源 後白河院の歌謡 寂然と西行 七 荘園制度と近衛家領「備前国直嶋」・・・・・・・一四八 律令政治の衰退 班田制の動揺と荘園の発生 寄進地型の荘園 近衛家領の直島 第二節 古代・中世における備前と讃岐の動向 一 讃岐国の情勢・・・・・・・・・・・・・・・・・一五五 古代の讃岐 古代から中世へ 中世以降の讃岐 二 備前国の情勢・・・・・・・・・・・・・・・・・一五九 古代の備前 中世の備前 第三節 中世の直島 一 律令支配の衰退と地方の台頭・・・・・・・・・・一六二 讃岐の地方豪族 備讃の海賊 守護と地頭 -12- 二 南海治乱記と備讃の情勢・・・・・・・・・・・・一六四 南海治乱記と香西成資 香西氏と直島 細川氏と讃岐 南北朝争乱と備讃の動静 応仁の乱から戦国時代へ 戦国時代の備讃 高原氏の登場 三 児島の役と高原次利・・・・・・・・・・・・・・一七五 中・四国の接点 三好と毛利 児島合戦の誤伝 児島合戦の意義 本太城合戦と香西宗心の死 四 地元史料・伝承に見る直島の古代と中世・・・・・一八一 史実と伝承 直島と水軍 直島の六名 自治の時代 上皇の御落胤 三宅但馬守と二つの合戦 沙弥高心の墓 高橋伊豆守の墓 八幡神社炎上と社家の三宅氏 川上但馬守の来援 三宅吉久と高原次利 中心集落の変遷 直島の古城跡 第四節 古代・中世の宗教と文化と文化財 一 原始宗教と荒神島祭祀遺跡・・・・・・・・・・・一九六 原始時代の宗教観 荒神島の祭祀遺跡 二 古代・中世起源の神社・・・・・・・・・・・・・一九八 八幡神社 貴船神社 崇徳天皇神社 直島寺社由来記 三 直島の仏教寺院・・・・・・・・・・・・・・・・二〇四 -13- 極楽寺 高原寺 地蔵寺 安楽寺・如意輪坊廃寺 四 古代・中世の文化・・・・・・・・・・・・・・・二〇六 保元の乱の関係 故新伝 五 古代・中世の文化財・・・・・・・・・・・・・・二一二 極楽寺墓碑 八幡神社石造鳥居 阿弥陀如来坐像 僧形八幡坐像 涅槃画像 水月観音画像 懸仏 御正体石像 高原城跡 第四章 直島の近世 概説(近世前期) ・・・・・・・・・・・・・・・・・二二一 第一節 高原氏の三カ島支配 一 高松城水攻めと高原氏 ・・・・・・・・・・・・二二三 織田と毛利の激突 秀吉の水軍勧誘 高原氏の動向 児島は与えられず 二 高原氏六代・・・・・・・・・・・・・・・・・・二二八 高原氏の出自 久右衛門次利 佐助次勝 次郎右衛門直久と徳寿 内記・数馬 三 秀吉の四国征伐・・・・・・・・・・・・・・・・二四〇 四国の役の開始 小西行長塩飽・小豆島を領す 喜岡城の攻撃 四 九州の役と高原氏・・・・・・・・・・・・・・・二四五 -14- 九州の役の開始 戸次川の敗戦 高原氏の九州出陣 五 文禄・慶長の役と高原次勝 ・・・・・・・・・・二四八 朝鮮出兵の準備 讃岐勢の出動 高原氏の活動 従軍者と郷里の困窮 六 松平頼重と高原氏・・・・・・・・・・・・・・・二五三 概説(近世中期)・・・・・・・・・・・・・・・・・・二五七 第二節 幕府領下の直島 一 直島支配の変遷・・・・・・・・・・・・・・・・二五九 二 支配に関する法令等・・・・・・・・・・・・・・二六〇 (1) 直島の制札場 ・・・・・・・・・・・・・・・二六〇 制札場 切支丹制札 船高札 お留山の高札 三 直島の検地・・・・・・・・・・・・・・・・・・二六八 検地 直島の検地 高原次郎右衛門の検地 延宝検地 庄屋の足守訪問 新田開発 第三節 直島の経済と社会 一 貢祖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二八〇 (1) 直島の貢租・・・・・・・・・・・・・・・・・二八〇 近世の租税 租税の割付と皆済 田畑の租税 雑税 船役銀 山手銀 漁業関係 冥加 -15- 除地 年貢米の納入 (2) 検見・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二九九 定免と検見 検見の方法 二 宗門改めと家族・・・・・・・・・・・・・・・・三〇三 直島の宗門改帳 その他の書類 キリスト教禁止 宗門改め ころびキリシタン 家族 三 村のしくみと生活・・・・・・・・・・・・・・・三一〇 (1) 直島の家と人口・・・・・・・・・・・・・・・三一〇 近世の人口 戸数 人口 直島に来た人びと 放手形 (2) 村のおきて・・・・・・・・・・・・・・・・・三一三 (3) 天明元年の大火・・・・・・・・・・・・・・・三一五 (4) 落ち鶴騒動始末記・・・・・・・・・・・・・・三一七 鶴の死につき所司代へ報告 鳥獣の保護 四 直島の農業・・・・・・・・・・・・・・・・・・三二一 五 直島の漁業・・・・・・・・・・・・・・・・・・三二五 (1) 漁場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三二五 (2) 船数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三二五 (3) 鯛網・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三二九 -16- (4) 鰆・いかなご等・・・・・・・・・・・・・・・三三四 (5) 摂州佃村漁師入漁一件・・・・・・・・・・・・三三四 御免漁師 六 漁場をめぐる紛争・・・・・・・・・・・・・・・三三五 (1) 井島をめぐって・・・・・・・・・・・・・・・三三五 ハタゴ島・京ノ上臈島 寛文十二年の紛争 元禄元年~三年の紛争 元禄十五年の紛争 (2) 女木島釜瀬をめぐって・・・・・・・・・・・・三四六 漁場争い 釜瀬と和歌ノ瀬 再び海上での争い 事件の処置 七 直島の廻船業・・・・・・・・・・・・・・・・・三四八 (1) 天下統一に従う・・・・・・・・・・・・・・・三四八 直島 海賊 秀吉に従う (2) 廻船(弁才船)のすがた・・・・・・・・・・・三四九 船絵馬 (3) 領主米の運送・・・・・・・・・・・・・・・・三五一 西廻り航路 延宝期の船持 船持層の没落 (4) 堺屋平蔵と隆徳丸・・・・・・・・・・・・・・三五六 堺屋 隆徳丸 水主請状 寄港地と積荷 -17- (5) 廻船稼ぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・三六二 御用船 別子銅山 江戸廻米 (6) 幕末・明治初期の廻船・・・・・・・・・・・・三六五 廻船の変化 瀬戸内の廻船に 近海中心の船に (7) 直島の船数と積石数の変化・・・・・・・・・・三六七 八 海上交通と海難・・・・・・・・・・・・・・・・三七〇 (1) 直島付近の海難・・・・・・・・・・・・・・・三七〇 活蛸積 小槌島瀬戸 姫路領木場 海難の場所 海難の年別・月別・乗組院別 積荷 (2) 海難救助・・・・・・・・・・・・・・・・・・三七七 (3) 遭難者の扱い・・・・・・・・・・・・・・・・三七九 他国の人びとの墓 極楽寺の文書 九 林業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三八一 御林 御林の枝下し 牛ヶ首と家島の松葉 井島の下草 十 直島の塩田・・・・・・・・・・・・・・・・・・三八七 (1) 御恵浜・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三八七 概略 所有者と小作 塩田整理と生産 (2)家島浜・・・・・・・・・・・・・・・・・・三九一 -18- 十一 役人の廻村・・・・・・・・・・・・・・・・・・三九二 (1)巡見使の順路・・・・・・・・・・・・・・・三九三 (2)伊能忠敬の直島測量・・・・・・・・・・・・三九六 初の国土測量 忠敬の略歴 日本測量の開始 女木・男木両島の測量 直島の測量 地元直島の対応 十二 鉄砲改め・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四〇三 鉄砲所持の禁止 鉄砲所持の取締り 十三 村人用・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四〇七 (1)神仏の行事に関するもの・・・・・・・・・・四〇八 (2)役所の諸半紙と賃金・・・・・・・・・・・・四一〇 (3)飛脚入用・・・・・・・・・・・・・・・・・四一〇 概説(近世後期~明治初期) ・・・・・・・・・・・・・四一四 第四節 異国船と海岸警備 一 ペリー来航と海防の強化・・・・・・・・・・・・四一六 蒸気車の図 天保山の異国船 海岸取締役 異国船通行等 二 直島と海防問題・・・・・・・・・・・・・・・・四一九 -19- (1)防衛・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四一九 直島警備を高松藩へ 異国船騒動と直島警備 津山・岡山藩の直島警備 岡山藩主の直島巡視 (2)献金・・・・・・・・・・・・・・・・・・・四二六 海防費の献金 第五節 維新と明治の新政 一 維新後の直島の所属の変遷・・・・・・・・・・・四三〇 倉敷代官所から土佐藩預かりへ 高知藩の統治 直島は倉敷県に 二 倉敷県から丸亀・香川県へ・・・・・・・・・・・四三七 三 金札発行と直島・・・・・・・・・・・・・・・・四三九 金札の発行 金札政策の手直し 金札の強制割当 四 明治五年の村と苗字・・・・・・・・・・・・・・四四四 第五章 近代・現代の直島 序節 村政以前の直島・・・・・・・・・・・・・・・・四五三 一 維新後の香川県・・・・・・・・・・・・・・・・四五三 -20- 二 戸長役場時代の直島・・・・・・・・・・・・・・四五四 第一節 明治期の直島 一 香川県の設置と直島村・・・・・・・・・・・・・四五七 (1)直島村の出発・・・・・・・・・・・・・・四五七 新しい村政の発足 村会議員の選挙と第一回の村会 当初予算の編成と公借金 村税徴収の苦心 二 直島村の構成と発展・・・・・・・・・・・・・・四六五 (1)村会の運営・・・・・・・・・・・・・・・四六五 村会の活動と村会議員 村会の運営 (2)明治期の村財政の推移・・・・・・・・・・四六八 初期の村財政 明治期の村財政 三 明治期の直島の社会-新しい諸制度の実施-・・・四八〇 (1)警察・・・・・・・・・・・・・・・・・・四八〇 ア 香川県の警察制度・・・・・・・・・・・・四八〇 イ 直島の治安と警察・・・・・・・・・・・・四八〇 記録に見る事件 島の駐在と村民 -21- (2)消防・・・・・・・・・・・・・・・・・・四八四 ア 消防組織・・・・・・・・・・・・・・・・四八四 イ 直島の消防組織・・・・・・・・・・・・・四八五 ウ 大正期の直島の消防・・・・・・・・・・・四八七 (3)保健と衛生・・・・・・・・・・・・・・・四八八 ア 直島の風土と保健衛生・・・・・・・・・・四八八 香川県島しょ部の保健衛生 医師について イ 伝染病と予防・・・・・・・・・・・・・・四九二 予防対策 赤痢の流行 伝染病の対策 避病院の問題 伝染病に関する費用の問題 コレラ流行をめぐって ペストの予防 衛生に関する諸状況 トラホームの流行 病気と医療に関する問題 医薬品の販売 (4)教育と文化・・・・・・・・・・・・・・・五一二 ア 近代以前の教育・・・・・・・・・・・・・五一二 イ 維新直後の教育・・・・・・・・・・・・・五一二 ウ 教育行政の推進・・・・・・・・・・・・・五一五 (一)学務委員制度 (二)男女実業教育 (三)その他の社会教育 四 産業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五一七 -22- (1)明治・大正期の産業の概観・・・・・・・・五一七 (2)農業・・・・・・・・・・・・・・・・・・五二一 ア 近代初期の農業の概観・・・・・・・・・・五二一 イ 明治期の農政・・・・・・・・・・・・・・五二三 勧業世話掛の設置 農会と農業改良 ウ 明治期の耕地・・・・・・・・・・・・・・五二七 直島の耕地面積 小作制度と地主会 エ 大正期の耕地整理事業・・・・・・・・・・五三二 松島村政の始まり 人口増加と経済基盤 耕地整理のねらい 事業の概要 (3)漁業・・・・・・・・・・・・・・・・・・五三六 ア 近代初期の漁業の概観・・・・・・・・・・五三六 イ 明治期から大正初期の漁業・・・・・・・・五三九 (一) 概観 (二) 漁村調査に見る直島の漁業 (三) 直島からの海外出漁 (四) 水産物の流通と直島 (五) 明治末期の漁業税 (4)製塩業・・・・・・・・・・・・・・・・・五五〇 ア 概観・・・・・・・・・・・・・・・・・・五五〇 イ 明治期の塩田・・・・・・・・・・・・・・五五一 -23- (一) 御恵浜 (二) 家島浜 ウ 明治・大正期の塩業・・・・・・・・・・・五五三 五 交通・運輸・通信・・・・・・・・・・・・・・・五五六 (1)海上交通の変化と発展・・・・・・・・・・五五六 ア 船舶中心の交通・・・・・・・・・・・・・五五六 イ 直島の海上交通・・・・・・・・・・・・・五五七 ウ 宇高連絡船の就航・・・・・・・・・・・・五五八 エ 製錬所開設と海上交通・・・・・・・・・・五五九 (2)直島の港湾・・・・・・・・・・・・・・・五六〇 ア 港湾の発展と変化・・・・・・・・・・・・五六〇 イ 出入船舶の推移・・・・・・・・・・・・・五六一 (3)直島における郵便事情・・・・・・・・・・五六一 ア わが国の郵便制度・・・・・・・・・・・・五六一 イ 郵便局の設置・・・・・・・・・・・・・・五六三 ウ 直島村の郵便事情・・・・・・・・・・・・五六四 第二節 大正期の直島 -24- 一 第一次世界大戦と日本の発展・・・・・・・・・・五六六 (1)大戦による景気回復・・・・・・・・・・・五六六 (2)大戦景気と直島・・・・・・・・・・・・・五六八 二 直島村の発展と変化・・・・・・・・・・・・・・五六九 (1)政治・・・・・・・・・・・・・・・・・・五六九 ア 村政と村議会・・・・・・・・・・・・・・五六九 香川県の勧業政策と直島 明治末期の村財政 大正期の直島と松島村長 三 三菱直島製錬所の設置・・・・・・・・・・・・・五七三 (1)製錬所誘致に至る背景・・・・・・・・・・五七三 ア 直島村側の事情・・・・・・・・・・・・・五七三 島内の経済開発の試み 企業誘致への取組 イ 三菱合資会社側の事情・・・・・・・・・・五七五 国内の銅製錬と三菱 製錬所は瀬戸内立地へ 三菱側の直島評価 直島立地の方向づけ 製錬所立地と公害問題 (2)製錬所誘致に対する地元の対応・・・・・・五八一 ア 松島村長の動きと村会・・・・・・・・・・五八一 イ 村会と地主会の協議・・・・・・・・・・・五八四 -25- ウ 誘致への村の対応・・・・・・・・・・・・五八六 エ 製錬所設置をめぐる会社との交渉・・・・・五八八 (3)製錬所の建設と操業の開始・・・・・・・・五八九 ア 製錬所建設と操業開始へ・・・・・・・・・五八九 イ 製錬所の操業と直島の生活・・・・・・・・五九〇 四 葛島のサラシ粉工場・・・・・・・・・・・・・・五九二 第三節 昭和前半期の直島 一 金融恐慌から戦時体制へ・・・・・・・・・・・・五九四 (1)経済不況下の直島村・・・・・・・・・・・五九四 ア 恐慌に始まる昭和・・・・・・・・・・・・五九四 イ 直島村の状況・・・・・・・・・・・・・・五九五 ウ 昭和二年の直島・・・・・・・・・・・・・五九七 (2)不況下の直島村と製錬所・・・・・・・・・六〇〇 ア 大正組の問題・・・・・・・・・・・・・・六〇〇 (一) 製錬所と大正組 (二) 大正組をめぐる問題点 (三) 村長不在で遅れる対応 (四) 直営化をめざす製錬所 (五) 会社側との交渉と村会 -26- イ 物資調進所・・・・・・・・・・・・・・・六〇九 (一) 調進所と自啓会 (二) 調進所問題の経緯 ウ 製錬所不況の影響・・・・・・・・・・・・六一四 (一) 押し寄せる不況の大波 (二) 会社側の不況対策 (3)不況下の煙害補償問題・・・・・・・・・・六一七 ア 企業誘致と公害・・・・・・・・・・・・・六一七 イ 煙害問題の発端・・・・・・・・・・・・・六一七 ウ 会社側からみた煙害・・・・・・・・・・・六一八 エ 補償交渉の推移・・・・・・・・・・・・・六二〇 オ 農会のうごき・・・・・・・・・・・・・・六二一 カ 寺島の打切り補償・・・・・・・・・・・・六二三 キ 荒神島の補償問題・・・・・・・・・・・・六二四 ク 全面解決は戦後へ・・・・・・・・・・・・六二五 (4)電灯と電話・・・・・・・・・・・・・・・六二五 ア 離島部の電気事業・・・・・・・・・・・・六二五 (一) 直島への電灯の導入 (二) 島電の電灯事業 イ 役場への電話の導入・・・・・・・・・・・六二九 -27- 二 戦時下の直島村・・・・・・・・・・・・・・・・六三〇 (1)戦時体制下の村政・・・・・・・・・・・・六三〇 ア 満州事変から日中戦争へ・・・・・・・・・六三〇 イ 時局匡救対策事業と村道の整備・・・・・・六三一 (2)大正期以後の交通と運輸・・・・・・・・・六三五 ア 域外交通・・・・・・・・・・・・・・・・六三五 イ 所属船舶の数量的変化・・・・・・・・・・六三七 (3)国立公園の指定と直島村・・・・・・・・・六三八 ア 瀬戸内海国立公園・・・・・・・・・・・・六三八 イ 国立公園の指定と地元の対応・・・・・・・六三九 ウ 特別施設区域への編入・・・・・・・・・・六四一 (4)戦時下の社会生活・・・・・・・・・・・・六四四 ア 村内入口の変化と出征軍人・・・・・・・・六四四 (一) 島内人口の推移 (二) 出征軍人と銃後の社会 イ 労働力不足と保育所・・・・・・・・・・・六四七 保育事業の開始 隣保協会経営へ 施設の整備と活動 ウ 柏島の養狸事業計画・・・・・・・・・・・六五四 -28- 三 城山の歌舞伎舞台・・・・・・・・・・・・・・・六五八 (1)興業自粛へ使用料を値上げ・・・・・・・・六五八 (2)城山舞台の盛衰・・・・・・・・・・・・・六五九 ア 舞台の成立時期・・・・・・・・・・・・・六六〇 イ 芝居の盛衰・・・・・・・・・・・・・・・六六一 ウ 舞台の廃止・・・・・・・・・・・・・・・六六三 (3)歌舞伎の根本と役者・・・・・・・・・・・六六四 (4)近代の歌舞伎役者・・・・・・・・・・・・六七五 第四節 昭和後半期の直島 一 戦後復興から高度成長へ・・・・・・・・・・・・六七七 (1)終戦後の香川県と直島村・・・・・・・・・六七七 ア 戦後の食糧問題と開墾事業・・・・・・・・六七九 生き抜くために たけのこ生活 開墾と帰農の促進 イ 農地改革と直島・・・・・・・・・・・・・六八四 農地改革の実地 香川県における農地改革 (2)新しい諸制度の実施と村政の発展・・・・・六八八 -29- ア 戦後の改革と直島村・・・・・・・・・・・六八八 イ 地方自治法の施行と村政・・・・・・・・・六八九 ウ 首長公選と議会・・・・・・・・・・・・・六八九 (3)教育と文化の向上・・・・・・・・・・・・六九二 ア 教育・文化・体育施設の整備・・・・・・・六九二 (一) 小学校改築と文教地区構想 (二) 小学校の新築 (三) 小学校舎の変遷 (四) 直島中学校の開設 (五) 幼保の一元化 (六) 高校教育 (七) 社会教育施設 (八) スポーツ施設 二 直島町の誕生・・・・・・・・・・・・・・・・・七〇九 (1)税制改革と町村合併・・・・・・・・・・・七〇九 (2)町制の施行へ・・・・・・・・・・・・・・七一一 ア 直島町の発足・・・・・・・・・・・・・・七一二 イ 広報紙の発行・・・・・・・・・・・・・・七一三 三 高度経済成長から安定成長期へ・・・・・・・・・七一四 (1)町勢の発展を支えた水資源対策・・・・・・七一四 ア 南海地震と直島の水問題・・・・・・・・・七一四 イ 簡易水道事業の開始・・・・・・・・・・・七一六 -30- 本村地区 宮浦地区 積浦地区 ウ 直島ダムの建設と上水道・・・・・・・・・七一九 貯水量一五万㌧ 上水道の開設 エ 異常渇水対策と玉野海底導水・・・・・・・七二二 一九九日間の給水制限 海底管で本土から導水 県境越えて“友情の水” 導水工事の概要 第二海底導水管 オ 離島部の水対策・・・・・・・・・・・・・七二八 向島 太陽熱造水 低温蒸発造水 海底送水へ (2)戦後の直島の観光事業・・・・・・・・・・七三一 ア 讃岐百景と直島の観光開発・・・・・・・・七三一 イ 無人島パラダイス・・・・・・・・・・・・七三三 清潔な観光 小川栄一との出会い 用地取得へ全町が協力 町も経営参加 ウ 開発構想と事業の進展・・・・・・・・・・七三九 条件整備に資金を投入 部分営業の開始 エ 無人島開発の撤退と福武書店の進出・・・・七四一 建設期のつまづき 事業収支 無人島撤退と町内情勢 福武の進出と将来展望 施設づくり オ リゾート時代と町内施設の整備・・・・・・七四五 つり公園 琴弾地海岸の整備計画 展 望 第六章 直島の民族(続編として別冊で刊行) 直島町史付表 直島町史年表 直島町史の編纂にたずさわった人々(順序不同・敬称略) 直島町史 続編 目次 序文 凡例 第一節 衣・食・住 一 衣服・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一 一生の晴れ着 仕事着その他 衣料 化粧・その他 履物 漁網 二 食物・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一八 魚 海藻 いも 豆 野菜 きのこ 食制 主食 ごはんもの おやつ 飢饉の食物 粉食 調味料 餅 だんご すし その他の晴れの日の食物 食器具 -2- 三 住・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・五二 屋敷取り 土塀 井戸 防風林 ジノッさん 建築工程と儀礼 屋根葺材料 屋根型 二階 建築儀礼 建築材 母屋と付属建物・設備と構え 間取り 台所 座敷 家具調度 第二節 生産、生業 一 農業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・七一 シゴトハジメ ハツゴエモチ ジヂンサン ヤキゴメ トリアゲ ノマワリ 雨ごい イナコギダオシ ニワアゲ 亥の子 ハルイオ 麦初穂 二 漁業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・七九 鯛のしばり網 ちぬ釣 たこなわ タテボシ 船の儀礼と漁祝い 漁祝い フナダマ その他の信仰 三 製塩 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・九二 入浜式塩田 沼井の構造 砂まきと潮水まき 砂引きと砂集め かん水だめ 釜とかん水煮 俵装 塩神様 ハマコ 第三節 交通・運輸・通信・交易 一 交通・運輸・・・・・・・・・・・・・・・・・・・九九 海上の交通 陸上の交通 二 運輸・通信・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一一 -3- 三 交易・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一三 第四節 社会生活 一 社会生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一七 村の概念 家格 二 年齢集団・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一一九 子供組 タルミコシ 処女会 若中組 屋台 芝居 太鼓 三 講集団・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一二八 伊勢講 天神講 恵比寿講 観音講 金毘羅講 大師講 比沙門講 頼母子講 四 家族関係・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一三二 親族名称と呼称 家と家族 五 交際・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一三四 贈与・交際・あいさつ 第五節 民俗知識 一 しつけ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一三六 家庭教育 社会教育 二 医療・衛生・保健・・・・・・・・・・・・・・・・一三八 家庭療法 呪術的療法 -4- 三 天文気象・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一四三 風向き 雲 夕焼け・朝焼け 雷 夕立 虹 霧・霜・雪・星・月 刻 動植物 第六節 民俗芸能・遊戯 一 神祭り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一五〇 社人・巫女 八幡神社の祭り 天皇さんの祭り 住吉神社の祭り 小祭り 恵比須神社の祭り 湯立ての神事 二 地芝居・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一五六 歌舞伎 女文楽 三 盆踊り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一六〇 四 童戯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一六一 口遊び 軒遊び 外遊び、辻遊び 第七節 人生儀礼 一 産育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一六四 安産祈願 産屋 アカゴ 後産 アカベベ 捨て子 産髪 産見舞 乳つけ 名付け ミヤマイリゴ モモカマイリ 乳ばなれ 初正月 初ひな 誕生祝い ヒモオトシ 子ども墓 -5- 二 婚姻・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一七〇 通婚圏 仲人 嫁入の準備 嫁入りの適齢期 デダチと嫁迎え 祝宴 嫁入道具 聟養子 近所回り 嫁の里帰り 三 厄年・年祝い・・・・・・・・・・・・・・・・・・一七五 四 喪送と弔祭・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一七六 喪送 弔祭 第八節 年中行事 一 正月行事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・一八五 正月準備 正月行事 年に何回かある行事 二 春から夏の行事・・・・・・・・・・・・・・・・・一九八 節分 涅槃 ひなまつり お接待 卯月八日 ショウブの節供 ロクガツヒトヨ ノマワリ 半夏 土用 三 盆の行事・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二〇三 ボニドウロウ タナバタゼック 盆の準備 ショウロダナ 仏迎え ホトケノバン お供え マナベ 盆おどり 盆礼 仏送り ショウロナガシ 四 秋から冬の行事・・・・・・・・・・・・・・・・・二〇八 ハッサク キクゼック メンゲツ イノコ 冬至 -6- 第九節 口頭伝承 一 伝説・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二一〇 木にまつわる伝説 石・岩にまつわる伝説 水にまつわる伝説 浜にまつわる伝説 島にまつわる伝説 山にまつわる伝説 浦にまつわる伝説 谷・その他の地名の伝説 祠堂にまつわる伝説 二 民謡・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二二三 庭唄 海唄 遊び唄 童歌 祝い唄 祭り唄 その他の唄 三 昔話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・二四一 彦八話(一) 彦八話(二) てえらんの話 短い話 長い話 猫又退治 日本一の屁ふり爺 人買い舟 養老の滝 運定めの話 かっこう鳥 桃太郎の話 田之久 敬法院 親すて山 子育て幽霊 わしの育て子 羽衣 蛇聟入 かっこう鳥 舌切雀 与衛門三郎の話 屁ふり爺 にぎりめしが穴 放屁の話 片足脚絆 尻尾の釣り 古屋の漏 子育て幽霊 長い話 朱椀 天道さん金の鎖 灰縄 屁こき爺 蛇聟入 子供の寿命 小坊主聟入 穴に団子 十二支の由来 桃の子太郎 わしの育て子 山寺の怪 ていていこぼし 古屋の漏り 継子と風呂 こぶとり爺さん おむすびころりん 蛇聟入 産神問答 百話ばなし 鼻なしの歌 さば売りどん 継子の栗拾い 茶栗柿酢 嫁の放屁 餅は化け物 朝起きは三文の得 日本一の屁こき爺さん 愚か聟 鳥の鳴き声 四 世間話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三〇〇 千枚札の話 舞台のたぬき <口承文芸> 五 諺・唱え言・謎・・・・・・・・・・・・・・・・・三〇一 諺 唱え言 謎 六 用語・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三〇七 方言