図書館かがわ no.88(10K)

入力に使用した資料
 底本の書名  「図書館かがわ」No.88 
 底本の著者名 香川県立図書館
 底本の発行者 香川県立図書館
 底本の発行日 平成19年6月1日

入力者:香川県立図書館
校正者:同上
登録日    2008年1月11日
      


図書館かがわ
2007.6.1 NO.88(香川県立図書館報)


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           「レファレンス・サービス」

      ~あなたの調べもの、資料さがしのお手伝いをします~

 図書館に来たけれども、「どうやって本を探したら良いのかわからない」「何をみれば
いいのかわからない」ということはありませんか。そんな時は、レファレンスカウンター
にご相談ください。
 「レファレンス」とは、図書館の資料を使って、みなさんの学習や調査・研究のお手伝
いをすることです。県立図書館では、レファレンスカウンターで司書がみなさんの質問・
相談にお答えしています。また、電話や手紙、ホームページからでも質問を受け付けてい
ます。今年の4月からは児童資料コーナーにも「しつもん・そうだんカウンター」を設け
ました。
 「何かいい本ない?」「子どもにどんな本がいいかな?」という本についての質問や相
談、学校や会社の調べもの、日ごろ疑問に思うことなど、お気軽にご利用ください。  



         「こども読書まつりを開催しました!」

 県立図書館では「こどもの読書週間」にちなみ、4月後半から5月にかけて、4週連続
でおはなし会や人形劇、落語をはじめ、手作りおもちゃの工作教室や手品を開催し、たく
さんの親子連れで賑わいました。今年は、お父さんのための読み聞かせ講座を開催し、家
族みんなで絵本を楽しみました。また、この期間中に「石井桃子とリンドグレーン展」も
開催し、今年生誕100年を迎えた二人の作家の図書をたくさん展示しました。

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  写真① おはなし会 
  写真② 落語
  写真③ 伝承手作りおもちゃ教室
  写真④ 手品


         レファレンス日誌から

      「法律情報―課題解決のための資料」

 レファレンスカウンターでは、身の回りのトラブル解決のための関連資料やビジネス、
仕事に関する法令の所在について質問をよく受けます。県立図書館では、利用者の皆さ
んが必要な法律情報を得られるよう、次のようなさまざまな資料を準備しています。

◎身の回りで生じる問題の解決法を探る資料

・「身近なくらしの法律相談Q&A」(清文社)
・「Q&A暮らしの法律トラブル110番」(民事法研究会)
・「身近なトラブル対処法」(税務経理協会)
・「夫婦親子男女の法律知識」(自由国民社)

◎法令の条文や解説を収録する資料

・「現行法規総覧」(第一法規出版)
  ・「官報」(国立印刷局)
・「時の法令」(朝陽会)

 法令が、略称であったり具体的な法令名がわからない場合は、インターネットの
「法令データ提供システム」(総務省行政管理局)を使って法令名や条文中の用語
をキーワードに必要な法令を探し出し、お答えしています。

 この他にもレファレンスカウンターでは、交通事故、労働、相続、遺言など身近
な法律に関係する資料を紹介して、利用者の皆さん自らの課題解決のお手伝いをし
ています。


             図書館の本棚

          ~「昭和」をふりかえる~

 近年、テレビ・映画・小説等でも、昭和を題材にしたものをよく目にします。「現代
用語の基礎知識2007」の索引で「昭和」をひくと、「昭和ノスタルジー」や「昭和レト
ロブーム」といった言葉が見つかります。「昭和レトロブーム」の項を見ると、「昭和
30年代を懐古する昭和レトロがブームになっている。・・・」との説明があります。団
塊の世代が一番懐かしく感じるのが昭和30年代なのかもしれません。
 そこで、今回は、「昭和」をふりかえる資料をご紹介します。

〔一 般〕

「昭和33年(ちくま新書)」
        筑摩書房 2107 F31
「懐かしの昭和30年代~貧しくても元気だった」
        扶桑社 38210 M7 3
「昭和40年代思い出鑑定団」
        ぶんか社 38450 K8 2
「1985年(新潮新書)」
        新潮社 2107 Y53
「昭和を生きた道具たち」
        河出書房新社 38390 N7
「昭和の暮らし 写真ものがたり 1~8」
        農山漁村文化協会 38210 S2 3-1~8


〔児 童〕

「昔の子どものくらし事典」
         岩崎書店 380 H8
「おとうさんの伝記」
        文研出版 913 N43
「テレビでたどる子どもの文化 1~3」
        岩崎書店 690 K2 1-1~3
「オリンピックのころの東京」
        岩波書店 210 K13
「紙しばい屋さん」
        ほるぷ出版 J S199 11


〔郷 土〕

「戦後50年~カメラがとらえた香川の半世紀」
        四国新聞社 K2100 S21
「昭和の忘れ草~消えた言葉・生活」正・続・新
        NHK文化センター高松 K3821 T5 1-1~3 
「目で見る高松・東讃の100年」
        郷土出版社 K2100 W1
「目で見る中讃・西讃の100年」
        国書刊行会 K2100 W1 2
「主要紙面にみる郷土九十年 四国新聞社縮刷版・抜粋」
    四国新聞社 K2100 S8 6



             おしらせ

県内図書館の新しい顔  高松市香川図書館
-平成19年4月28日開館-

 高松市図書館では、近隣6町との合併によって,従来の中央図書館と松
島図書館に牟礼図書館と国分寺図書館が加わり、4館体制となりました。
 このうち、牟礼図書館は市東部地域の拠点として、また、国分寺図書館
は市西部地域の拠点として、さらに、中央図書館は、各館の統括的な機能
とともに市の基幹図書館として、松島図書館は中心部の補完的な図書館と
して運営しています。
 しかし、これまで市南部地域には図書館がなく、図書館サービスに格差
が生じていたことから、平成18年度に、総工費2億6,600万円で旧
香川町庁舎東館を香川図書館として改修し、19年4月28日に開館しま
した。
 香川図書館整備に当たっては、「1  新市にふさわしい規模の図書館」
「2  市民が利用しやすい環境に配意した滞在型の図書館」「3  市民の
生涯学習ニーズに応える図書館」「4  現在の諸課題に対応できる図書館」、
そして「5  市民とともに成長し,市民の誇りとなる図書館」を基本的な
考え方としています。
 また、施設的には、1階は閉架書庫、2階は幼児・児童コーナー、3階
は一般コーナー、4階は事務室、会議室、集会室等、そして5階には視聴
覚室等を配置し、職員は7人(うち司書5人)で、開館当初の蔵書冊数は約
7万5,000冊の規模となっています。今後は、「時計台のある図書館」
として、地域住民が本に親しみ、生涯学習の場として大いに活用される図
書館を目指していきたいと考えています。
                      (高松市中央図書館)



             平成18年度利用統計														
																				
平成18年度は、個人貸出冊数が前年度に比べ大幅に増加しました。																			
																				
   [開館日数]	297(285)日

   [入館者数] 565,183(548,371)人

   [個人貸出] 18年度末登録者数 150,937(144,551)人  貸出冊数 930,979(750,859)冊

   [児童団体貸出]   団体数 26(23)団体    貸出冊数    746( 1,353)冊

   [巡回文庫配本]   団体数 21(31)団体     貸出冊数 12,876(16,359)冊

   [巡回文庫長期貸出] 団体数  8( 8)団体    貸出冊数  2,809( 2,965)冊

   [相互貸借]  (貸出) 件数 2,123(2,818)件 冊数 7,247(7,247)冊  

                    (借受) 件数       75(48)件 冊数 123(83)冊

   [参考調査]  口頭 18,299(9,399)件 電話 1,091(1,388)件 文書 92(71)件 メール 108(109)件 計19,590(10,967)件	
			
   [AVブース利用件数] 音声 741(498)件  映像 10,452(8,112)件		
						
   [オンライン検索件数] インターネット 142,554(119,633)件
												
(  )内の数字は前年度の実績です。																			



 
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