図書館かがわ no.85(10K)

入力に使用した資料
 底本の書名  「図書館かがわ」No.85 
 底本の著者名 香川県立図書館
 底本の発行者 香川県立図書館
 底本の発行日 平成18年6月1日

入力者:香川県立図書館
校正者:同上
登録日    2008年1月11日
      


図書館かがわ
2006.6.1 NO.85(香川県立図書館報)


    『高松市』(高松市役所・大正11年発行)
[#写真入る]
 
 大正11年10月に高松市役所が「市勢発達の概要と現況」を伝えるために発行した小冊
子である。高松城を筆頭に、官公庁、産業・教育機関から史跡名勝などが案内されている。
 たとえば、「風俗習慣娯楽」の項には「戴(いただき)」の図が掲載されている。
 魚桶を頭上に載せて魚の行商をする人のことを「いただきさん」と言った。この本では、
「世人之を戴と云う 風姿異にしてしかも詩的なり 高松名物とするに足る」と紹介し
ている。
 この本には、モノクロの小さな写真が約70点掲載されており、大正時代の高松を偲ぶ
貴重な資料といえるだろう。

『高松市』高松市役所編・発行 大正11(1922)年(K2931 T2 2)
掲載図:p.68「戴(いただき)」








           レファレンス日誌から

               ~バースデーケーキとろうそく~
                      

 「誕生日のバースデーケーキにろうそくを立て吹き消すが、その由来は?」
 「ハテナ?」それは、日本だけの風習なのか、それとも西洋から伝わったのか。
 物事の始まり、由来などを集めた『物事のはじまりハ?』という本を調べると、
   中世ドイツの農民たちの間で「キンダーフェステ」という幼い子どものた
  めの誕生祝いが行われるようになってからのこと。今日の誕生パーティーの
  ようなもので、誕生日の朝からバースデーケーキにろうそくを飾り、夕食の
  ときに何か願い事をして吹き消し、ケーキを食べるという慣習が始まった。
  ということがわかった。なるほど。
  では、日本にはいつ伝わったのだろう?

  私たちは、身の回りや日常生活に関連したことについて、普段、あまりその
 意味を考えたりしない。
  物事の始まり、由来などを集めた事典を見ると、意外な事実に驚かされるこ
 とがある。あいまいな答えしかない場合もあり、それを手がかりに、もっと詳
 しく専門分野の本を調査する必要があることもある。
  時には、思いつくままに、興味がある部分を読むのも楽しい。

《参考文献》
 「物事のはじまりハ?」フォー・ユー
 「明治世相編年辞典」東京堂出版
 「ものの歴史を知る本」日外アソシエーツ
 「身近なモノの履歴書を知る事典」日刊工業新聞社



              図書館の本棚

            -サッカー ワールドカップを楽しむ-                   

 6月9日からドイツでFIFAワールドカップが開催されます。4年に一度行われるこの大会
は、FIFA(国際サッカー連盟)が主催するサッカーの世界規模の大会で、サッカー選手なら
誰もが夢見る大舞台であり、世界中の人々が選手たちのプレーに魅了される大会です。かつて
は、世界の強豪国との差が大きいと言われていた日本代表チームも、今では海外リーグで活躍す
る選手が増え、アジアカップで優勝するなど、着実に強豪国との差を縮めています。
 今回で3大会連続出場となり、前回大会ではベスト16まで勝ち進んだ日本代表チームの活躍に
期待しましょう。




〔一 般〕 

『監督ジーコ日本代表を語る』 
              ベースボール・マガジン社 7834 Z1 10
『ドイツへ行こう!-2006ワールドカップ観戦ハンドブック』 
                      同学社 7834 I10
『詳解サッカーのルールと審判法 』 
                      大修館書店 7834 A3 1-7
『フットボールの歴史―FIFA創立100周年記念出版』 
講談社 7834 F4
『世界73カ国代表サッカー解体新書-1978~2005』 
                      東邦出版 7834 K32
『セリエAに挑んだ男たち』 
                      朝日新聞社 7834 R8
『サッカー上達book-実戦に強くなる』 
                      成美堂出版 7834 U5
『親子で楽しむサッカー』 
カンゼン 7834 H15 2
『「Jリーグ」のマネジメント-「百年構想」の「制度設計」はいかにして創造されたか』 
                      東洋経済新報社 7834 H16
『2002FIFAワールドカップ大会報告書』 
    2002ワールドカップサッカー大会日本組織委員会 7834 N20 1-1


〔児 童〕

 『ボール・コントロールがうまくなる(サッカー・スーパーテクニック1)』
                       偕成社 780 S21 1-1
 『頭をつかってゲームをたのしもう(たのしいサッカー教室・戦術)』
                       小峰書店 780 T13 1-3
 『スポーツ何でも事典 サッカー』 
                       ほるぷ出版 780 K21
 『夢はワールドカップ』 
                       あかね書房 J V34
 『ワールドカップのヒーローたち(ワールドカップを楽しもう2)』
                       汐文社 780 T7 2-2
 『サッカーキッズ物語1』 
                       ポプラ社 940 M17


〔A V〕

(ビデオ)「2002FIFAワールドカップ総集編」 
        GAGA communications V33 フイ
(ビデオ)「「日本代表全軌跡-FIFAワールドカップオフィシャルビデオ」 
        GAGA communications V33 フイ




              おしらせ

             こども読書まつりを開催しました          
 
 県立図書館では、「こどもの読書週間」にちなみ、4月22日から5月13日までの
毎週土曜日に、おはなし会や読み聞かせ方法の講座、読み聞かせ相談会、伝承手づくり
おもちゃの工作教室、落語やアニマシオン(おはなしを使ったゲームや遊び)を開催し、
たくさんの親子連れで賑わいました。

[#写真入る]
   ①読み聞かせ方法の講座
   ②伝承手づくりおもちゃ教室
   ③落語
   ④アニマシオン



              平成17年度利用統計

 平成17年度は、インターネットによる蔵書検索件数の著しい増加(前年度比1万件増)等、
利用は全般に伸びました。

   [開館日数]     285(297)日 
 
   [入館者数]     548,371(581,511)人 
 
   [個人貸出]     17年度末登録者数 144,551(137,045)人 貸出冊数 750,859(718,612)冊 
 
   [児童団体貸出]   団体数 23(22)団体  貸出冊数   1,353(2,659)冊

   [巡回文庫配本]   団体数 31(32)団体  貸出冊数 16,359(19,412)冊
  
   [巡回文庫長期貸出] 団体数  8(8)団体   貸出冊数   2,965(2,957)冊  
  
   [相互貸借]  (貸出)     件数 2,818(2,949)件  冊数 6,708(6,275)冊 
 
          (協力貸出) 件数   349(236)件  冊数   349(566)冊

          (借受)     件数        48(9)件  冊数       83(17)冊

   [参考調査]  口頭 9,399(9,902)件 電話 1,388(2,233)件 文書 71(60)件 メール 109(126)件 計 10,967(12,321)件
				
   [AVブース利用件数] 音声 498(670)件  映像 8,112(8,176)件 	
							
   [オンライン検索件数] 図書館ネットワーク 1,147(1,895)件  インターネット 142,554(119,633)件
												
※協力貸出の数字は相互貸借貸出の内数です。					
 「#(  )内の数字は前年度の実績です。」
   



 
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